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馬券の課税が「宝くじ式」に?

      2016/08/24

馬券の課税方式を変更する案が出ています。馬券生活者、準馬券生活者、ファンにとっては一大事です。詳細を調査してみました。

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馬券の課税が「宝くじ式」に?

現在の課税方式

現在の課税方式では、馬券はあくまでも一時所得、つまりプレゼントで現金10万円が当たったのと同じような扱いです。

これには、税法関係者が競馬をよく理解していないことがあいます。

たいていの人間が大レースを運任せに買い、一部のコアなファンは朝から競馬場に行って、これも運任せに馬券を買っていると思い込んでいるのです。

さすがに、大阪で裁判になったケースでは、購入額が1クラ数百万を超えていたため税法上ハズレ馬券が経費として計上できる雑所得と認定されましたがあくまでも例外的なものです。

現在の一時所得の制度の場合、目安としてサラリーマンの場合年に90万円以上の馬券収入があれば所得税、住民税の支払い義務が生じます。

なお、これは年間の収益でなく、当たった馬券のみで考える形になるため、例えば5万円儲けるケースが月に1~2回もあればあてはまってしまい、案外達成可能なハードルかもしれません。

現状では1回に90万円程度以上儲けたタレントが、話題づくりが目的でブログ等にアップする場合、納税しないわけにもいかず納めているケースが大半です

一般の馬券投資家の場合、申告をしていない人もなかにはいると思います。

JRAがネット投票のデータを国税局に渡すということは考えにくいですが、どの銀行でも口座に多額の入金があった客がいれば国に連絡する仕組みがありますので、

その気になれば取り締まれるという緊張状態が現状です。

検討されている課税方式

現在政府や与党内には、「宝くじ」のように購入時に税負担をさせる方式を推す声があります。

例えば1万円の払い戻しの場合、1割引かれて9千円になるような方式です。

ただ馬券の場合そもそも国庫へ納めるお金が含まれており、2重に課税する形になります。

確かに、宝くじはが税率が高いのですが、それは大半の客が百万から数千万、数億円を狙う高額配当中心のまさに「くじびき」ですので、買う人も税率は意識していません。

税率が高くても売り上げは落ちないのです。

一方、競馬は3万円を3万5千円、4万円にするようなゲームです。

初心者は回収率が6、7割程度、ベテランでも8、9割程度、ごく一部が不安定ながらも10割~12割程度という、非常にタイトな勝負をしています。

もし税が発生し1割程度でも回収率が落ちるようなことがあれば、続けていっても勝ち組にはなれないというあきらめから、競馬を止めてしまったり投資額を減らすのは目に見えています。

宝くじとは違い、意外に一攫千金だけでなく、コンスタントに投資したい、回収率105%でいいから達成したいというファンが多いのです。

現行で105%の方法論が課税により100%を切ってしまうようなことがあれば、優れた方法論は激減します。

国会議員は庶民の生活を知ってほしい

正社員になりにくい、なっても休みがないのに給与が安い。

だからほんの2万円、3万円でも余裕が欲しくて競馬を研究している人がかなりいるのです。

そして努力して不安定ながらも2万円稼げていた人がマイナスに、3万円稼げていた人がもうけが数千円に……。

これでは何の夢もなくなってしまいます。

私はもう正社員に夢を感じないので正社員の地位を投げましたが、こんな競馬のちょっとした収入までむしり取るようでは、そういう人が続出する社会になってしまうのではないでしょうか?

ほんとうに数万の儲けを目指している人ばかりですから、勘弁してほしいです。

 -競馬&スマホ版ダビスタ

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