日本一の家庭用競馬ゲームとも言えるダビスタ(ダービースタリン)の、スマホ版が発売されることが分かりました。
2016年頭の決算シーズンにドリコムが発表
各ゲーム会社は、4月から翌年3月のサイクルで、経営の数値をまとめています。1月から3月にかけて、各ゲーム会社は、投資家の参考になるように新作ゲームの開発状況をアナウンスしています。
例えばカプコンは、「ロックマン」「モンスターハンター」「戦国BASARA」など4タイトルの配信をアナウンスしました。
株式会社ドリコムとは?
株式会社ドリコムは、現在の代表取締役が京大在学中の2001年に設立した、比較的新しい企業です。例えば「ONE PIECE トレジャークルーズ」 「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ」のような、スマホ向けゲームの開発を中心に事業展開しています。
2016年夏にスマホ向けダビスタを発売
ドリコムは、2016年夏にスマホ向けのダビスタを発売することを発表しました。詳細は明らかにされていません。ドリコムは、競馬ゲーム開発に特に実績がある会社でなく、「ONE PIECE」 「ジョジョの奇妙な冒険」のように、既存のブランドとタイアップする手法が目立ちます。
以上参考:http://gamebiz.jp/?p=162137
ダビスタとは?
ダビスタは、1991年にアスキーからファミコン(ファミリーコンピューター)版で発売された競馬シュミレーションゲームです。その後、スーファミ(スーパーファミコン)、プレステなど様々な機種で展開されました。
基本的にはJRAの競馬の全体像をシュミレーションしたゲームで、立場は生産者+馬主+調教師です。つまり、馬の配合、育成、調教、レース選択、引退の決断まで全てを管理することができる夢のゲームです。
初期は馬名、騎手名などは、実在の名前を多少変更したものでした(1996年に実名化)。
現在も活躍中の、重賞の名脇役として知られたシャコーグレイド(東京スポーツ杯=OP)はシャトーグレイドとして登場します。現在も活躍中の蛯名正義騎手は、ニックネームのエビショーを文字って「海老正」で登場します。
岡部元騎手(フジテレビ解説者)→ 小田部
田中勝春騎手(最近は地味)→ 田名勝
松永幹夫調教師(元騎手) → 松三木
馬券もすべての券種を買うことができ、競走馬の生産でなく、馬券で稼ぐことも可能でした(数千万単位で購入してもオッズは下がりません。しかしマークするのが面倒で、馬券だけでは稼げないようなゲームバランスでした。※プレステⅡ版の場合)。
牧場や厩舎の場面は比較的シンプルで、ライバルの「ウイニングポスト」のようにストーリー展開や代替わり(騎手、調教師の引退)は設定されていませんでした。その分、レース画面にこだわりがありました。競馬はあくまでレースが中心というこだわりがあったのかも知れません。
ダビスタの魅力はレース実況です。カーブ(曲線部)の表現などはやや中途半端でしたが、全体としては作りこまれていました。
レース実況の出典:https://www.youtube.com/watch?v=NGq7gOGMO_8
ゲーム画面の出典:http://www.paritybit.co.jp/(株式会社パリティビット)
ダビスタを所有するパリティビットとは?
パリティビット社の社名は、ダビスタに登場する高額の繁殖牝馬からきています。代表取締役の薗部博之氏は、アスキーの社員としてほぼ1人でダビスタを開発し、その後独立しています。現在は馬主もしており、代表馬はバランスオブゲームです。
バランスオブゲーム(新潟2歳ステークス弥生賞・セントライト記念・2毎日王冠・中山記念・中山記念・オールカマー)
命名は、ゲーム制作に欠かせない「ゲームバランス」という概念から来ていると思われます。
ダビマス記事一覧
①スマホ版ダビスタ(マスターズ)の発売をドリコムが発表
②スマホ版ダビスタ(マスターズ)発売日はいつか~公式ページがアップ~
③スマホ版ダビスタマスターズ(ダビマス)のプレイ画面が公開に
④スマホ版ダビスタ(ダビマス)出展!東京ゲームショーへの参加方法と行き方
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