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藤田伸二騎手が引退しカフェ店主に!その理由をメッセージ全文から読む

      2016/08/24

藤田伸二騎手が引退を表明しました。その理由をメッセージ全文から読みとってみます。


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藤田伸二騎手が引退しカフェ店主に!その理由をメッセージ全文から読む

 

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出典:藤田伸二騎手直筆の文章

 

藤田伸二騎手引退 基本データ

・1991年デビュー(39勝。JRA賞・最多勝利新人騎手)

・1992年G1初勝利(エリザベス女王杯・タケノベルベット)

・最終勝利 2015年9月5日札幌2R 2番ジョルジュサンク(好位差す・1番人気1着)【レース映像

・最終騎乗 9月6日札幌7R 16番イキオイ8番人気10着

・JRA通算1918勝/重賞93勝(うちG1・17勝)

 

藤田騎手引退 直筆のメッセージを発表(その1)

【引退メッセージ全文 その1】

9月6日札幌競馬最終日にて騎手人生25年間に終止符を打つことに決めました。数年前からエージェント制度の強調により、騎手の腕など関係なく成績に偏りが生じて地方や外国人ジョッキー主体の流れが強くなりました。そうすると一生懸命に調教を頑張っている連中の活躍の場もなくなり、乗るチャンスも減り昔のように ピリピリとして切磋琢磨な勝負の世界には程遠い環境になっているのが事実であります。エージェントによりリーディングの順番が年頭から決まっているような世界。何が面白いのか?

引退の理由は、以前からの主張通り「エージェント制度への反発」でした。エージェント制度では、競馬新聞のトラックマンなどが代理店となり、契約した騎手(複数のことも)の騎乗を交渉するもの。有力なエージェントと契約すれば、そのエージェントの看板騎手のおこぼれに預かり勝ちを重ねることは確かに可能でした。

例えば競馬ブックの小原靖博氏が代理店(エージェント)になるのは、岩田康誠、福永祐一、四位洋文、荻野琢真の各騎手。地方出身の剛腕岩田騎手、リーディング上位常連の福永騎手を抱え、多くの有力な厩舎・馬主との太いパイプがあります。有力馬の騎手選定には、騎手の腕や勢いよりエージェントの力が優先される。これは事務所のパワーで仕事が決まってゆく芸能界に近い状況です。一概に良し悪しは言えませんが、「フェア」ということにこだわりがある藤田騎手にとって、フェアな勝負でないと映っていたのでしょう。

しかしながらエージェント制度が公式に認められたのは近年のこととはいえ、以前から岡部ラインなど騎手グル―プは存在していました。藤田騎手はここ数年著書などでエージェント制度に違和感を示してきていますが、ある意味では昔からの慣わしともいえ、今に始まったことではないとの印象も持ちます。しかし、エージェント制度の定着で、力のある若手騎手がチャンスを得られずに埋もれる傾向が強まったのも確か。親分肌でかつては取り巻きも抱えていた藤田騎手の義憤につながったのでしょう。

 

藤田騎手引退 直筆のメッセージを発表(その2)

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【引退メッセージ全文 その2】

2、3年前から疑問を抱くようになり、競馬に対するモチベーションが無くなっていました。ですが私を応援してくれていた少数のオーナーさんのお陰で今日まで乗り続けてきましたが、これからダラダラ続けてもファンの皆様に落ちぶれたと思われるのも不甲斐ないし、いつまでも競馬会にしがみつきたくないのが本音です。騎手になって良い事、悪い事と沢山ありました。競馬会にも迷惑かけました。だから引退する時はサッと居なくなるつもりで決めてました。早いうちに発表してしまうと1000勝以上してる私は引退式を行わなければならないと思ったし、正直、私の性分じゃありません。競馬会に一切未練はありませんし、今後は時間に振り回されず自分の好きな事をして生きて行こうと思ってます。

自分のことを買ってくれるオーナーや陣営が一定数ある限りは乗る。これも藤田騎手が以前から公言していた内容です。実績の割には乗り鞍は減っていましたが、コンスタントに依頼を受け、人気薄でも直線豪快に差すシーンが見られました。腕は衰えていませんでした。

藤田騎手としては決して腕は衰えていないのに騎乗依頼が減ったことと、エージェント制度が重なって見えたのかもしれません。しかし騎乗技術そのものは歴代有数と言われる四位騎手もエージェントに属していていながら騎乗依頼は減っています。また武豊騎手も、くじ運の悪かった8月のワールドスーパージョッキーズシリーズ(日本と海外の騎手が4戦をポイント制で戦う)で、狙いすまして2位を獲得したにも関わらず、かつてのように評価される動きはありません。

年齢を重ねた騎手は軒並み騎乗機会が減っているのです。これは競馬を牛耳る社台グループが若く体力のある騎手を育てたがっているのかも知れませんし、意向を通しやすい若手を尊重しているのかもしれません。藤田騎手の騎乗機会が減っているのは単に年齢ともとれますが、鍛錬を続け衰えを見せない藤田騎手本人としてはエージェント制度に恨み言を言いたくなるのかもしれません。

「競馬会に一切未練はありませんし、今後は時間に振り回されず自分の好きな事をして生きて行こうと思ってます」これもある程度予想通りでした。藤田騎手は以前に北海道に家を建て家族を住まわせているはずです。G1・17勝ですでに食うには困らない状況。主張のはっきりした藤田騎手だけに、調教師として生産者、厩務員(労働組合が強い)、馬主の顔色を伺いながら仕事をするのは性に合わないでしょう。太く短く一生分のお金を稼ぎ、あとはやりたいことをして過ごすというのも男・藤田騎手らしい生き方だと思います。

今後藤田騎手には多くの競馬マスコミや予想会社から巨額の契約金を手土産に誘いがかかるはずです。藤田騎手がどことタイアップするのかも注目されます。

なお手始めに札幌でカフェ(予約制)を開くことになっており、ファンが直接会う機会も準備されています。

・café bar favori(カフェバーファヴォリ)
・札幌市中央区南3条西5丁目三条美松ビル2F
・火~金 20:00~さじかげん(混雑時2時間入替)
・土、日 11:00~17:00 20:00~さじかげん(混雑時2時間入替)
・予約専用電話 011-596-9339(9月6日21時受け付け開始)

ファン感謝デーなどを通じてでなく直接ファンと話したいというのも藤田騎手らしいですね。閉店時間が「さじかげん」というのは困りますが、場合によっては男・藤田が朝まで付き合うということでしょう。

藤田騎手引退 直筆のメッセージを発表(その2)

【引退メッセージ全文 その3】
今まで沢山のファンの皆様に応援して頂いたことは私の財産でもあり感謝の気持ちで一杯です。また違う形で恩返ししたいと思ってますので、どこかで逢いましょう。
最後になりますが、静かに引退する事は俺らしいでしょ
本当に25年間、有り難うございました。
藤田伸二

著書などで宣言していたように引退時は静かに鞭を置く。公約通りの引退でした。今後JRAへの再就職を考えているなら「引退式」への主役としての参加が必要だったと思いますが、その辺を断ち切っての藤田騎手なりの引退だと思います。

現在の藤田騎手の騎乗を見ていると、明らかにまだやれますし馬の質が揃えばリーディング上位も不可能ではありません。スポーツ選手のなかにも、力があるうちに辞めたい、ひっそりと潔くという流派はいます。藤田騎手もそのような潔い辞め方だったと思います。

今回のメッセージは藤田騎手が著書などで公言してきた辞め方と辞める理由に完全に沿ったものでその一貫性には驚かされます。ただ単純に言ってしまえば、自らが主役でなくなった場にはこれ以上居たくはないという心理が強い気がします。藤田騎手はフェアプレー賞を何度も受賞していますが、性格自体は「ジャイアン」のようなタイプで中心にいてこそ光るタイプです。自分より腕が劣る若手がG1に乗り、騎手控室でそれを見ているのは嫌だったのではないでしょうか。ピーク時は若手ににらみを利かせて先手を譲らず逃げ切るスタイルを「恫喝逃げ」と揶揄されたこともありました。

いずれにしても次の仕事では藤田騎手が中心になり、ファンの前にかつての強い男・藤田として登場してほしいと思います。大きな組織の一部として気を使いながら生きるのは、確かに藤田騎手の生き方ではないと思います。

 

出典:楽天(クリック可能です)

今回の引退に至る心境はこの本にすべて書いてあります。

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