オッズ理論「断層・時系列」とは? 当たらないは本当か

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競馬の必勝法の1つがオッズ理論。オッズの断層やアンバランスを見抜き、異常投票(大口投票)を見抜き、相乗りするものです。当たらないという意見もありますが、本当なのでしょうか?

オッズ理論とは?

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オッズ理論とは、朝イチやレース直前のオッズだけを見て、買い目を探す競馬の必勝法です。競馬関係者から漏れた情報をもとにした異常投票(大口投票)をオッズから見抜くことが特徴です。

例えば、リバティアイランドが三冠を達成した日の、京都の最終レースです。馬連オッズから想定される人気順(3→13→1→)に対し、単勝の人気順は、3→15→→1。

単勝の売り上げ総額は、馬連より低いため、大口投票(異常投票)がオッズに現れやすいと言えます。そのため、5番の馬の激走情報を得た誰かが、5番の単勝(あるいは単複両方)に大口投票を行ったと推定できます。

結果は、5番が3着を確保。単勝は逃しましたが、複勝190円は、自信を持ってつぎ込める「裏情報アリ」の馬券としては、十分な配当です。

以上のように、オッズ理論とは、競馬関係者から漏れた情報をもとにした異常投票(大口投票)をオッズから見抜く必勝法です。

Q オッズ理論は他にもありますか?
A はい。券種(単勝と馬連など)の人気順のギャップに目を付ける方法(名づけて「券種ギャップ式」)以外にも、単勝オッズを中心に「オッズの断層」を見る方法(例えば2023年秋華賞の単勝式では、8番と13番の間に断層=オッズの乖離があり、断層より上の人気順の馬が5着までを独占)に人気があります。また、時間帯別のオッズを比較し、あるタイミングで大きく売れている馬を見極めるなど「時系列オッズ」の分析も人気があります。

Q 大口投票を前提としないオッズ理論はありますか?
A はいあります。例えば「1番人気の単勝オッズが3倍以上の場合は波乱になる」「馬連で10倍以内のオッズの数により、波乱傾向が分かる」のように、オッズの分布そのものから、結果の傾向を予測する理論も、オッズ理論の1つと言えます。

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まとめると、オッズ理論には大口投票分析系に、①券種ギャップ式、②オッズの断層、③時系列オッズがあり、それ以外に分布論があります。分布論は、日刊コンピ指数の必勝法と似た部分があります。

※分布論に興味があるなら、最終オッズよりも、日刊コンピ指数の方が良いでしょう。例えば最終オッズ1番人気よりも、日刊コンピ指数1位の方が回収率が高く、理論構成全体が有利になります。

大口投票の有名な例はある?

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多くのオッズ理論の前提となっている大口投票(異常投票)をしていた人が、明らかになったことはありますか?

はい。有名な例が、2003年宝塚記念のミラクルおじさんです。

宝塚記念の戦前は、外国人騎手を乗せたシンボリクリスエス(前年に天皇賞秋、有馬記念を勝利)が断然人気の予想。しかし、前日の1番人気は何とヒシミラクル(単勝1倍台)。このヒシミラクルに大口投票(異常投票)が入っていたことは、当時のスポーツ新聞も取りあげたほどでした。

宝塚記念のゴール前では、当日1番人気に上がったシンボリクリスエスは後退。代わりに6番人気(単勝1630円)にオッズが落ちていたヒシミラクルが差し切り。大口投票の払戻は、約2億円と推定され、ミラクルおじさんと呼ばれるようになりました。正体は現在でも分かっていません。

オッズ理論の退潮の1つの転機だった?

ミラクルおじさん事件(2003年)の影響として、集中投票はオッズからバレて、相乗りされてしまうということが世間に印象付けられました。また、この頃からリアルタイムでオッズが確認できるパソコンも普及(2001年に普及率50%越え)しだします。大口投票を行う側も、締め切り直前に投票を移すなど、対策を本格化した可能性が高いです。

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その後のG1では、2014年の菊花賞でトーホージャッカルに、金曜発売の段階で200万円ほどの異常投票がありました(単勝式)。金曜日には1番人気、土曜には2番人気となり、最終的には3番人気。結果は1着でした(単勝690円、1380万円の払戻し)。

大口投票(異常投票)は誰がしているの?

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大口投票の主は、有名どころでは「ミラクルおじさん」(2003年宝塚記念)などがありますが、全体を通して、大口投票(異常投票)は誰が行っているのでしょう?

大口投票の主には、下のような種類があると考えられています。

  • 関係者(生産者、厩舎、馬主)からの情報に基づいた個人や企業、競馬関係者の大口投票
  • 関係者からの情報には基づかないが、結果を出し資金がある優秀な馬券師による投票
  • メディア(テレビ、動画、SNS等)の影響 …人気予想家の買い目に、少額ずつであっても多数のファンが相乗りすることで、結果的に大口投票に近い形なることがあります。
  • 応援による異常投票 …白毛馬(ソダシ等)など、社会現象的に多数のファンが(実力以上に)投票し、結果的に大口投票に近い形になることがあります。
  • 一口馬主クラブの会員による異常投票 …一口馬主の所有者が、期待やひいきの感情から(実力以上に)投票し、結果的に大口投票に近い形になることがあります。
  • 大金持ちによる気まぐれ的な異常投票、馬主票 …特別な情報がなくても、好きな馬であると言った理由で100万円単位の投票が行われることは珍しくありません。また、馬主も愛馬に高額の票を入れるケースは多いです。

オッズ理論を使う人が本来相乗りしたいのは、「関係者(生産者、厩舎、馬主)からの情報に基づいた個人や企業、競馬関係者の大口投票」「関係者からの情報には基づかないが、結果を出し資金がある優秀な馬券師による投票」の2種類だけです。

現在のオッズ理論では、何らかの根拠で、メディアの影響、応援、一口馬主、大金持ちなどの「ニセ大口投票」を排除しようとしています。

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経験を積めば、オッズを動かす予想家、過剰人気になりやすい馬、異常投票が生じやすいクラブ、応援額が大きな馬主などは理解できるでしょう。大金持ちの気まぐれは、対処が難しいはずです。

オッズ理論をすぐに実践したいのですが?

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オッズ理論をすぐに実践したい場合、オッズ断層の理論がおすすめです。根拠がしっかりとしているからです。

上の表は、2023年の秋華賞の前日の府中牝馬ステークス。単勝オッズの断層は、ストーリアとアンドヴァラナウトの間にあることは明らか。この場合、断層の上辺りを狙います。

通常なら、5・3・4辺りが狙い目かと思いますが、筆者なら、直線の長い府中コースということを考え、上りの速い7・3が狙い目だと見ます。

ただし、3連系の馬券なら、この混戦ムードでは、断層よりも下の馬にも注意が必要でしょう。3~5着狙いなら、勝ち負けを狙うのと比べ、数段劣った馬でも可能です。オッズ断層を利用する場合、オッズの断層より下の馬はいらないといった、決めつけは危険です。

オッズ断層の理論の背景には、断層のすぐ上の馬に大口投票が入った場合、その下の馬とのオッズに差ができるだろうという見立てがあります。また、大口投票がない場合も、競馬専門紙や有力な予想家の判断で、断層の部分には力量差があるという背景が生じます。

さらに、断層のすぐ上の馬は、似たような力の馬のなかでは、過小評価されていると言え、買い続けると期待に差が出ます。断層のすぐ上の馬は、過去の成績を見るだけでは買いづらい場合も多く、つい人気馬を選んでしまいがちな初心者には、強い味方です。

このように、オッズ断層の理論は使いやすい割には、①大口投票を意識、②専門家の判断を意識、③期待値を意識、④前走成績から微妙な馬を拾いやすい、という収支を良い方向に向ける要素が上手にパッケージされています。特に、情報が多過ぎて混乱している初心者を惹きつけるものがあります。

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なお、どこが階層か分かりづらい場合は、単勝支持率を計算してみてください。

例えば2023年の秋華賞の前日の東京10R。オッズの階層が6⇔5なのか、8⇔4なのかの判断に迷います。支持率を計算すると、それぞれ8.5%⇔4.8%(差は3.7ポイント)、4.6%⇔2.1%(差は2.7ポイント)となり、6⇔5の断層が大きいです。

ただし、2つ目の断層の上の5・11・8も、着狙いに徹すれば一発あると言えます。軸候補が2・1・6、3連系のヒモ馬候補は5・11・8と考えることもできます。

単勝支持率とは?

単勝オッズで1.0倍⇔2.0倍の差、30倍⇔31倍の差はいずれも「1」ですが、その重みが異なることは直感的に理解できると思います。比較しやすくするために、単勝支持率の計算が必要です。

単勝支持率=払戻率(0.8)÷オッズ

例えば、単勝2倍の馬の場合、0.8÷2=0.4、つまり支持率は0.4(40%)です。

なお、時系列オッズを考える場合も、単勝支持率の計算は必要です。

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オッズ断層はこのように、簡単な割には、理論背景が良く、穴馬を拾うのに便利です。

ただし、きちんとロジックを組み、過去のデータでテストし、実践の馬券で年間でプラス収支を出したというケースは見かけません。あくまで、初心者が今日の馬券に使ってみたい技術と言えます。

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オッズ理論のメリットデメリットは?

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オッズ理論のメリットデメリットはどこにあるのでしょうか?

メリット

  • 様々な要素(過去のレース結果、適性、騎手、血統、コースの特性、馬場のトラックバイアス、馬の走法など)を調べ、総合的に判断する難しさがないため、シンプルなロジックで競馬初心者でも、時間をかけすぎずに予想が可能。
  • ロジック(ルール)さえ決めれば、軸馬やヒモ馬の判断基準が明確にでき、迷うことが少ない。ああすればよかったなどと、後悔することが少ない。
  • 出馬表を見てしまうと買いづらい穴馬を自信を持って買えるため、穴馬券の的中に結びつく。また、荒れそうなレースを見立てることができる。

デメリット

  • 分析に数学的な知識やプログラミングの技術が必要な馬券術であり、それができないと、過去データでのテストを伴わない、非常に危うい馬券術となる。
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筆者も、エクセルで手計算で検証をしていた時期がありますが、データベースの100倍以上の時間がかかります。そのため、一見正確にテストをできているように見え、実はほとんど再現性がない、非合理的な馬券術となる可能性があります。

オッズ理論は本当に当たるのか?

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オッズ断層は、年単位で見た場合、本当に稼げるのでしょうか?

競馬の予想理論の目標は、あくまでも年間プラス決算です。高配当を当てるだけなら、高配当ゾーンをコンスタントに買い続けていれば、いつかは当たります。

予想理論がプラスになるためには、予想法がロジック化され、過去のテストでプラス決算になっていることが重要。もう少し踏み込むと、予想の材料を検討した期間(学習期間)以外のテスト期間で、プラスになっていることが必要です(学習期間でプラスになるロジックは、無数に作成できます)。オッズ理論は、少し古い理論であるためか、このような広い意味でAIの仕組みによる検証は、見かけないように思います。

このほか、オッズ理論の専門家が、買い目事前登録制の舞台(レジまぐ、ネットケイバ)で年間プラス決算を出すことも証拠になりますが、これも見かけないように思います。

さらに、オッズの専門家蘆口真史氏は、馬券収支で「地元の兵庫県を離れ、日本一家賃が高い街と言っても過言ではない東京都の港区に住めるようになりました」と発言していますが、事実かどうか確認のしようがなく、何とも言えないところです。

厳しさを増すオッズ理論の環境

かつて(西暦2000年頃)は、馬券は競馬場やWINSで購入するのが普通でした。スマホも普及しておらず、オッズはオッズプリンターで購入するしかありませんでした。当時は、大口投票を行う人も、目立たない朝の競馬場やウインズで購入するのが、最善の手段でした。

そのため、朝イチのオッズで、異常投票がある馬を目で確認し購入すれば、面白いように穴が当たりました。

その後、オッズはインターネットで簡単に手に入るようになり、異常投票は見抜かれやすくなります。すると大口投票の主も、相乗りされてオッズが下がっては損と、締め切り直前に購入する人が増えたようです。締め切り直前の場合、票数が多く投票が埋もれやすいほか、本当に直前なら、相乗りは難しいです。

オッズ理論は、かなり工夫が必要な段階になっています。大口投票を追うなら、ノイズを除去し、早い時間帯に購入する人を見つける必要があります。あるいは、大口投票に依存しない、分布論や、予想オッズと実オッズの差に注目した理論(下で紹介)に転換する必要があります。

オッズ理論で表に出ていないものは?

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予想オッズと実オッズの差に注目した理論は、信頼度が高い割に余り話題になることがありません。

例えば、秋華賞の日の新潟のメインレース。競馬ブックの予想では、10アルーリングウェイの単勝予想オッズは、30.4倍(12番人気)でした。

しかし、当日の最終オッズは8.1倍で、何と4番人気。

結果は同着の3着でしたが、複勝は190円つけました。1万円の投資でも、9千円のプラスです。

予想オッズは、競馬新聞や予想サイトは、前走着順、騎手、コース実績など、過去のデータから人気を形成しやすい要素から、当日の人気を予想したもの。夕刊紙を除き、発売が専門誌より遅いスポーツ紙などでは、各競馬専門紙の予想を組み込んでいる可能性もあります。

競馬新聞社やスポーツ紙の予想オッズは、重回帰分析(どの要素がどの程度効くのかを、過去のデータから自動計算する仕組み)により作成しますので、精度は高いです。その予想オッズよりも売れている場合、表に出ていない、何らかの肯定的な要素(仕上がり、公表していないが馬具を代える、逃げる予定)が存在するということで、注目に値します。

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