競馬投資の必勝法

ノーザンFを使った競馬必勝法は可能? 馬券にどう生かす?

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マネードラゴン馬券塾です。ますます活躍が目立つノーザンF。では、ノーザンF産という要素や、外厩(ノーザンFしらがき、ノーザンF天栄)を使った競馬必勝法は可能なのでしょうか? 馬券にどう生かせるのかを分析します。

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筆者:競馬歴20年。専門は2・3歳戦やダート戦。2014年メルマガ創刊。

ノーザンFの知識は、馬券にどう生かせるかが問題!

ノーザンF産の馬が大活躍した2018年の競馬を受け、競馬雑誌の新年号では、ノーザンFの大特集が組まれています。

ノーザンF(ノーザンファーム)は、言わずと知れた、日本の競走馬生産の中心を担う組織であり、現代競馬を作り上げた、旧社台ファームのあとを受け継いだ生産者の1つです。

  • ノーザンF(代表:吉田勝己)…ディープインパクト、ジェンティルドンナ、アーモンドアイなどを生産
  • 社台ファーム(代表:吉田照哉)…ハーツクライなどを生産
  • 追分ファーム(代表:吉田晴哉)…ゴールドアリュールなどを生産
  • 社台コーポレーション白老ファーム(3人兄弟の共同経営)

代表馬を見てもノーザンFの強さが分かります。2018年は、ノーザンFがG1を実に15勝、対する社台Fは1勝に留まりました。

……このようなことが、競馬雑誌には書いてあるはずです。しかし、競馬ファン(馬券投資家)にとって、生産者同士の勢力争いは、直接は関係ありません。関心を持つべき対象は、生産者に関するどんな要素や数値が馬券に生かせるのかということです。

仮に、非社台系である、ダーレー・ジャパン・ファーム(シェイクモハメド氏が所有)の数値の方が、馬券投資に生かせるようなら、そちらを重んじれば良いと言えます。競馬雑誌の情報だけで馬券の収支は改善しません。自分の目で、必要な要素と数値をピックアップしてゆくことが重要です。

ノーザンF生産馬を馬券に生かすには?

ノーザンF生産馬を馬券に生かすには、どのようにすれば良いのでしょうか?

実は、ノーザンF生産馬という大きなくくりはそれほど役には立ちません。例えば2018年の有馬記念に、ノーザンF生産馬は、8頭もいました。出馬表を見れば、ノーザンF産の馬ばかり。直接馬券の取捨に生かせるわけではないことに気づきます。

2018年の有馬記念出走馬(ノーザンF産)

  1. レイデオロ
  2. ブラストワンピース
  3. シュヴァルグラン
  4. サトノダイヤモンド
  5. パフォーマプロミス
  6. ミッキーロケット
  7. ミッキースワロー
  8. マカヒキ

実際の馬券投資にさいしては、ノーザンF生産馬という括りではなく、ノーザン系列の馬主を個々に見て行くことが必要です。

  • レイデオロ … キャロットF
  • ブラストワンピース … シルクR
  • シュヴァルグラン … 佐々木主浩
  • サトノダイヤモンド … サトミホース
  • パフォーマプロミス … サンデーR
  • ミッキーロケット … 野田みづき
  • ミッキースワロー … 野田みづき
  • マカヒキ … 金子真人

ノーザンFの馬をよく購入する馬主と言えば、佐々木主浩、サトミホースカンパニー、金子真人ホールディングスなどが思い浮かびますし、競馬雑誌にも、ノーザンF系の馬主リストが掲載されています。

ノーザンF系のクラブ・個人馬主リスト(『競馬の天才』2019年2月号より)

サンデーレーシング、キャロットファーム、シルクレーシング、吉田勝己、吉田和美、金子真人ホールディングス、近藤利一、サトミホースカンパニー、ダノックス、野田みづき、林正道、島川隆哉、近藤英子、鈴木隆司、河合純二、保坂和孝、ユアストーリー、久米田正明、馬場幸夫、NICKS、寺田寿男、寺田千代乃、田中成奉、三田昌宏、池谷誠一、猪熊広次、石川達絵、森田藤治、張一達、バイオ、福井明、丸山担、亀井哲也、前迫義幸、鈴木邦英、大塚亮一、星野壽市、KTレーシング、大島昌也、中西忍、キーファーズ、Gリビエール・レーシング、山口功一郎、KSヤップ、大和屋暁、阿部雅英、小笹秀央、増田和啓、橋口(登録名が橋口)

しかし、このようなリスト、特に個人馬主のリストは、馬券作戦に不可欠とは言えません(競馬評論家が稼ぐネタにすぎません)。なぜなら、現在は個人馬主よりもクラブ馬主が、ノーザンFの戦略の中心を占めているからです。

かつて日本の景気が良い時期は、財力を持つ個人馬主が競馬の中心でした。しかし日本の活力が衰えた現在、個人馬主が数十年以上に渡り、高額な競走馬を購入し続けるのは不可能。50口、100口のように、分割して保有されているクラブ馬主の方が、安定した馬主なのです。

したがってノーザンFは、選りすぐりの素質馬はクラブ馬主に流す傾向があります。

2018年の有馬記念出走馬(ノーザンF系クラブ馬主)

  • レイデオロ … キャロットF 2着
  • ブラストワンピース … シルクR 1着
  • パフォーマプロミス … サンデーR 14着

このように、ターン(カーブ)が多く距離も中途半端で、ノーザンFが得意としていない有馬記念ですら、ノーザンF系のクラブ馬主が好成績を収めています。

狙えるクラブ馬主の見極め方

しかし、ノーザンF系のクラブ馬に絞ったとしても、レースには複数登場することが常です。例えば2018年の天皇賞・秋には、主要なクラブ馬が4頭出走しています。どのように考えれば良いのでしょうか?

結局のところ、馬券投資に生きてくるデータは、クラブ馬主×厩舎の関係です。例えば、2018年のリーディング調教師だった藤原英昭厩舎を見ると、有力なクラブ馬主は、次のような数値を残しています。

馬主合計数勝率複勝率単回値複回値
社台レースホース12518.452.86589
サンデーレーシング12116.541.39697
キャロットファーム6320.647.67685

藤原厩舎に関しては、上の3つのクラブの馬なら、ある程度の素材が見込まれるため、軸馬候補になると思います。

具体的にどの程度の数値が必要かについては、秘匿性が高くブログにふさわしくないためメルマガでお伝えして行く形ですが、1つ明らかにさせて頂くなら、統計の分母は気にすべきです。例えば、複勝率や複勝回収率を参考にするならば、統計分母は100程度(最低でも50程度)は必要です。

1つ1つの記事に予算をかけられない競馬雑誌はもちろん、書籍でも使いものにならないデータ(統計分母が少なすぎる)が記載されていることがあり、その見極めは、必勝法の発見の大きなポイントになっています。

そもそも、なぜ生産者が馬の強さに関係があるの?

競走馬は血統が重要で、同じような血統を、十分な調教技術を持ったベテランが育成すれば、ノーザンF産であろうと中小の牧場産であろうと、同等の活躍をするはず……と考えていませんでしょうか?

馬券投資は、有用なデータを揃えただけでは勝つことができません。そのデータの基礎となる背景を、自信を持って理解していることが、競馬新聞を前に冷静に自信を持って決断することにつながります。

ノーザンF産の競走馬が、仮に同等の血統でも強いのはなぜでしょうか? ノーザンFでの経験を経て、育成牧場を開設した吉田久則氏は、次のように述べています(概要)。

  • 当初は暖かい本州に育成牧場を開くつもりだったが、北海道で仕事をすると、北海道の土の力なのか、作物の成長力が違うことに気づいた。例えば、草の伸びるスピードが、本州と違いすぎる。
  • 馬の成長の姿は、胎内にいるときに決まっていると考える。そのため、栄養管理、放牧地の管理が非常に重要となる。
  • 競走馬の調整は、気候や気温の変化はもちろんのこと、アブや蚊の発生状況など、細かな自然環境によっても異なってくる。

参考文献:競馬ここに騙されるな 厩舎ver(Amazon)競馬「ここ」に騙されるな厩舎ver (楽天ブックス)

いかがでしょうか? 上の内容は、ノーザンFに限らずどの生産者も知っている内容だとは思います。

しかし、ノーザンFでは、牧場の場所や土壌選び、土質や牧草の改良、飼い葉のブレンドの工夫から、気温や細かな環境への配慮、馬具の選択、馬への接し方、スタッフが馬に乗るときの姿勢・力点・御し方まで、全てにおいて最先端の工夫がなされているはずです。

最高の人材が集まるノーザンF

さらに、人材の質も大きく異なるはずです。JRAが労働条件や待遇などを定める公共機関である厩舎に対し、純粋な民間企業であり、そのなかでも最大手と言えるノーザンFには、力量のある人材が集結していることは、容易に想像できます。

このように、ノーザンFがなぜ強い数値を出すのか、その背景まで知っておくことは重要です。実際に競馬新聞を前に予想したとき、同じような時計、実績、タイプの馬でも、ノーザンFなど社台系の生産馬は期待通りに動くものですが、ほかの生産馬は、スタート、ダッシュ、コーナーワーク、勝負どころで生きるトモ(腰)の強さなど、微妙にずれが生じ、馬券圏内から外れてしまうことがあります。

初心者の競馬ファンは、目に見える、競走馬の時計実績・適性、騎手などには目が行きますが、生産者には無頓着であることがよくあります。

厩舎の仕上げや騎手の意図通りに競走馬が動くということは、競走馬が胎内にいたときに、母馬に何を食べさせるか、どんな気温や環境下に置いておくかから話が始まっていると考えると、生産者の重要性に納得がゆくようになり、徐々に馬券投資もうまくなるはずです。

まとめ ノーザンF生産馬を馬券に生かすには?

見てきたように、ノーザンF関連の全体的な知識は、知っていても馬券投資に生かせるわけではありません。もし生かせるとすれば、ノーザンF系のクラブ馬と厩舎の結びつきという観点だと当サイトは考えます。

もちろん、個人馬主という観点でも、厩舎まで考慮すれば馬券作戦に生かすことはできます(統計分母の数から、競馬の必勝法開発につながるのは、大物個人馬主に限られるはずです)。

ただ、毎週のように馬券投資に生かせるのは、クラブ馬主のデータだと言えますす。ぜひ各自で研究をしてみてください。

ノーザンF系の外厩の知識を馬券にどう生かせるか?

続いて、ノーザンF系の外厩の数値の扱い方です。

外厩とは、厩舎の近くなどに置かれた、民営の調教施設です。厩舎はJRAの管轄ですので公営施設と言えるのに対し、外厩は民営施設と言えます。

従来競走馬は、生産牧場から馬運車で厩舎に運ばれ、厩舎で調教を重ねてレースに出走していました。休養の場合は、放牧後、再度厩舎に戻して調教を行なっていました。現在もこの流れに変わりありませんが、一部の馬は、外厩でほぼ仕上げられた状態で、美浦や栗東の厩舎に入厩します。

  • 昔からの流れ:生産者(牧場)→厩舎→レース
  • 新しい流れ:生産者(牧場)→外厩→厩舎(短期間)→レース

JRAの規定から、一定期間(新馬を除き10日間。競馬施行規程第91条)美浦や栗東に在厩する必要があるため、外厩から戻って調教なしに出走することはありませんが、馬なり数本程度で十分なレベルに仕上がっていることがあります。

競馬雑誌を見ると、外厩舎のリストが掲載されています。2016年1月5日〜2018年12月9日。『競馬最強の法則』2019年2月号による。

  • ノーザンFしらがき … 684勝
  • ノーザンF天栄 … 662勝
  • 宇治田原優駿S … 286勝
  • グリーンウッド … 305勝
  • 山元トレーニングC … 274勝
  • 吉澤ステーブルW… 271勝
  • 松風馬事センター … 134勝
  • 小野瀬F … 51勝
  • KSトレーニングC … 87勝
  • ビッグレットF鉾田 … 40勝
  • 栄進牧場久世育成C … 21勝
  • 西山牧場阿見 … 48勝

ノーザンF系外厩の要素で、重賞を予想できる?

競馬雑誌では、現在成績を上げているノーザンF天栄育成馬を重賞で狙うように指南します(2018年の重賞成績、勝率17%、連対率26%、複勝率32%)。

しかし、当サイト独自の基準では、この数値では馬券投資上、実際の活用は難しいと考えます。実際に今後の重賞で、ノーザンF系のクラブ馬主のWebサイトを確認し、ノーザンF天栄調教馬を購入してみればわかりますが、決してそのまま馬券必勝法として使えるような数値ではありません。

新馬戦ならノーザンF系の外厩だけでも勝負に

重賞ではノーザンF系の外厩というだけでは、馬券投資の材料にならなかったのに対し、新馬戦では様子が異なります。

外厩別新馬戦成績(『競馬最強の法則』2019年2月号。期間は、2016年1月5日~2018年12月9日)

  • ノーザンFしらがき 113勝(勝率19.3%)
  • ノーザンF天栄 120勝(勝率21.2%)
  • 宇治田優駿S 47勝(勝率7.4%)
  • グリーンウッド 36勝(勝率8.5%)
  • 山元トレーニングC 52勝(勝率10%)
  • 吉澤ステーブルW 46勝(勝率9.1%)
  • 松風馬事センター 15勝(勝率5%)
  • 小野瀬F 8勝(勝率4.6%)
  • KSトレーニングC 11勝(勝率3%)
  • ビッグレッドF鉾田 6勝(勝率7.7%)
  • 栄進牧場久世育成C 6勝(勝率10.9%)
  • 西山牧場阿見 10勝(勝率5%)

結論から言えば、ノーザンFしらがき、ノーザンF天栄調教馬に関しては、この要素だけでも、ピックアップが可能です(ベタ買いでプラスになるまでは難しく、軸馬検出のキーアイテムとして使えるという意味です)。

逆に言えば、宇治田優駿S以下、その他の外厩では、外厩の要素だけでは、ピックアップは困難です。筆者は、社台系以外では評判の良い、吉澤ステーブルW育成馬に注目して馬券を組み立てたことがありますが、結果は厳しいものでした。

時計、相手関係、騎手などさまざまな要素を点数化した上で、吉澤ステーブルでの調整を加点なり減点なりするならともかく、軸馬のピックアップのキーアイテムとしては使用に耐える数値ではありません。

新馬戦以外でノーザンF系の外厩の数値を、馬券にどう生かすか

では、新馬戦以外で、ノーザンF系の外厩の数値を、馬券にどう生かせば良いのでしょうか? これは、厩舎、騎手などほかの要素とかけあわせれば実際に使えるデータになるでしょう。

当サイト発行のメルマガでは、未勝利戦に関して、外厩も参考に予想を組み立てています。クラブ馬の公式ウェブサイトを使用して外厩を調べることで、休み明けで勝負をかけられる馬は、はっきりしますので、休む前の時計実績とかけあわせれば、十分に指標になります。

その他詳細までは明かせませんが、1つ書いてしまうと、ノーザンF系の外厩で仕上げた牝馬は、美浦や栗東で仕上げた馬に比べ凡走が少ない傾向があります。これは、ノーザンF系の外厩が、牝馬の気性面をコントロールできていることを示し、調整能力が図抜けて高いことの裏づけになります。

(まとめ)ノーザンFを使った競馬必勝法は可能? 馬券にどう生かす?

ノーザンFを使った競馬必勝法は可能? 馬券にどう生かす?の記事をまとめます。

  • ノーザンF産全体という観点では、好走馬はピックアップしにくい(該当馬が多すぎる)。また、ノーザンF系の馬主単位でも、好走馬はピックアップしにくい(予想に実効性ある数値が伴わない)。
  • ノーザンF系のクラブ馬と厩舎の結びつきという観点で、好走馬をピックアップできる。数値は【厩舎(調教師)⇔馬主】相性・勝負度一覧を参照。
  • ノーザンF系の外厩に関しては、新馬戦以外では、単独では馬のピックアップには向かない(予想に実効性ある数値が伴わない)。ただし、走破時計など、ほかの要素とかけ合わせれば、休み明けや牝馬の仕上げに関して加点できる。
  • ノーザンF系の外厩(ノーザンFしらがき、ノーザンF天栄)に関しては、新馬戦では、十分に予想の参考となる。

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