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競馬は複勝やダートが儲かる その本当の理由

      2017/10/04

この記事では、競馬の複勝やダートに注目している中上級者の方のために、見落とせないポイントをお伝えします。筆者は、競馬歴20年でメールマガジンも発行。


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競馬で投資するなら複勝しかあり得ない理由

かつての3連単のブームが嘘のように、複勝式の売り上げが伸びてきています。2001年には、年間売り上げが800億円を切り、不人気馬券でしたが、現在の売り上げは2000億円前後。馬単とほぼ同じ規模の売り上げとなっています。

一方で、複勝式に否定的な競馬本作家やファンがかなり目立つことも事実です。彼らは、複勝は配当が低すぎ、長く買い続けても儲からないと言います。でも、複勝式でプラス決算にならない馬券術が、なぜ単勝式や連勝式でプラスを生み出せるのでしょうか?

下のような反論があれば、別ですが……。

  • 単勝式は、複勝の3分の1の的中率。しかし、この方法を使えば、半分は当たる。だから単勝式が優位。
  • 複勝式はワイドの総流しに値する。この方法を使えば、絶対に3着以内に来ない馬が何割か指名できる。だからワイドが優位。

このように、的確な反論があれば良いのですが、多くの人が、感覚的に複勝は儲からないと言っているように思います。見た目の配当額が小さいので、儲からないように見える。そのことをただ口に出しているのであれば、客観性に欠いていると言わざるを得ません。

実際に筆者は、複勝式メインのメルマガを発行し、創刊から3年連続のプラス決算を実現しています。

控除率が同じである以上、複勝より単勝が儲かることはあり得ませんし、連勝や3連単がもっと儲かるということもあり得ません。もっと言えば、複勝と単勝は、控除率そのものが有利に設定されています。

複勝の欠点は総流し的な馬券であること

的中率が高く投資に向いている複勝に、弱点があるとすれば、総流し的な馬券であることです。例えば16頭立てのレースで、本命馬◎の複勝を買うとすると、◎からワイドで総流しをし、資金配分をかけたのと同じ倍率になります。

つまり、的中率の高い複勝式に対する反論の仕方は、たった1つしかありません。

  • 私は確実なヒモ馬選定理論を持っている。

この反論につきます。つまり目の前のレースで、16頭中8頭を確実に切れる理論を持っているなら、複勝よりワイドが有利です。

このほか、ある馬が、1着タイプなのか、2・3着タイプなのかを確実に言い当てる理論を持っているなら、単勝が良いと主張する根拠があります。しかし、1キロ以上走って数センチの差を確実に言い当てる理論などあるはずがなく、実証データの提出ができないはずです。

もし、複勝を否定する馬券本や記事に出会ったら、見るべき点は2つです。

  1. その筆者が確実なヒモ馬理論を提示しているか。
  2. その筆者が確実に、1着と2、3着を分ける客観的な理論を提示しているか。

以上から、複勝より単勝、あるいは連勝、3連単といった主張は、ほとんどがアサーション(根拠のない主張)であり、自分は馬券の取捨選択が上手いのだという自己肯定感からなされていることに気づきます。

1キロ以上走って、数センチの差を競う競技において、確実に2・3着になる、あるいはハマっても4着にしか来ないなど、言い当てることは、どんなに研究してもとても難しいです。「高確率で3着に来るだろう」というもの言い。これが限界です。

なぜ競馬で投資するなら複勝しかあり得ないと言えるのか

複勝か、それ以外かの論争は、多くが感覚的なものですが、ヒモ馬理論・着順理論を固めている人の見解なら信用できるというものでした。いずれにしても、なかなか結論が出ない問題です。

しかし、そのことを保留しても、投資するなら複勝しかあり得ないと言い切ることができる理由があります。それは以下の通りです。

  • 複勝投資法は過去の結果を容易に検証でき、バグも見つけやすく、再現性がある。
  • 連勝や3連単の投資法は、過去の検証が不可能で、バグが埋もれやすく、再現性がない。

このことから、筆者は、複勝投資の優位性を主張します。

馬券を投資にするなら、過去に基づいてロジックを立て、検証して実施に購入し、PDCAサイクル(検証と実践の繰り返し)に乗せて行くしかありません。具体的には、代表的な競馬データベースであるターゲットフロンティアを使う人が多いと思いますが、自由度の高い馬王も定評があります。

仮に立てたロジックをデータベースで検証するには、どの程度の過去のレース数が必要でしょうか? 筆者は、実践経験から次のような目安を持っています。

  • 複勝投資ロジックは、100レースの検証が必要。
  • 単勝投資ロジックは、300レースの検証が必要。

なぜ単勝式の方が、検証すべきレース数が多いのでしょうか? それは、単勝には配当が極度に高い単穴が存在するからです。50倍程度の単穴は、1か月単位で見て行けば、ある程度の頻度で出現します。ロジックが正しくないのに、単穴の効果でプラスになっている。こうした偏りをなくすには、最低でも100レースの検証が必要なのです。

連勝や3連単も含めて見てゆきます。

  • 複勝投資ロジックは、100レースの検証が必要。
  • 単勝投資ロジックは、300レースの検証が必要。
  • 馬連ロジックは、700レースの検証が必要。
  • 馬単ロジックは、1000レースの検証が必要。
  • 3連単ロジックは、3万3千レースの検証が必要。

このように想定できます。競馬の投資法の確立には、ある程度の手動の検証が入って来ることもあり、700を超えるレースを個人が検証するのは、至難の技です。また、実戦に降ろした後も、3連単に近づくほど、高配当に助けられ、バグが見つかりにくくなります。そして、買い目点数が多いため、バグが出現するときには、あり得ない連敗数と巨額の損失が発生します。

このことを踏まえれば、投資するなら複勝しかあり得ないと言い切ることができます。

(参考)なお、馬王のように全てのデータを機械的に処理し、人力で処理している部分がないのなら、検証数が多い券種も採用可能です。ただし、馬王の使い手として最も優れた部類である、脱税裁判の卍氏ですら、年間で大負けした年やトントンに終わった年もあります。馬王を使えば勝てるというものではなく、結局のところ、複勝式から始めて、確かな理論背景を打ち立てることが重要です。

複勝の代用としてのワイド

筆者が発行しているメルマガでは、創刊時から2017年9月まで複勝を主軸に添えてきました。その理由は、複勝のみが正確な検証が可能だからです。

  • 馬単や3連単などで直近の高回収率を出したメルマガ … 人気はすごく高いが、再現性はわずか。
  • 複勝で安定した実績を出しているメルマガ … 人気は非常に低いが、再現性は高い。

読者を増やすには、不確定要素から生まれる高配当を宣伝に使える、馬田・3連単のメルマガが有利ですが、筆者の場合は研究による再現性や年間プラス決算を重んじるため、複勝投資を続けてきました。

しかし、上述のように複勝は、ワイドの総流しと同値の馬券です。回収率の底上げは難しく、また3年半以上の研究を経て、良馬場の複勝式の買い方には、改善の余地がほとんどなくなったため、9月最終日からワイド4点買いを導入しました。

2017年09月30日 阪神 3R 2歳未勝利
◎:7番 ヘンリーバローズ
馬券:ワイド
軸:7
相手:1, 2, 4, 9
各3,000円(合計 12,000円)

このレースは複勝なら100円の配当でしたが、ワイドは260円と360円が的中。回収率は155%となりました。

2017年10月1日 中山 3R 3歳未勝利
◎:8枠 15番 リフトトゥヘヴン
馬券:ワイド
軸:15
相手:1, 4, 8, 10
各2,000円(合計 8,000円)

このレースは複勝なら110円の配当でしたが、ワイドは320円と410円が的中。回収率は183%となりました。

もちろん誰がどのレースを買っても、ワイドの代用が儲かるというわけではありません。筆者が開発したロジックは、過去の実践から、軸馬が複勝圏内に入った場合、ほかの入着馬は中位人気になる可能性が極めて高いことから、このような結果が出せたものです。

複勝の代用としてのワイド

  • ロジック(買い方)を決めて複勝を購入しており、回収率が100%前後に到達しており、かつ相手馬の傾向が明らかに出ている … 複勝の代用としてのワイドが有効
  • ロジックがなく、アナログ予想でその場その場で本命馬を決めており、データも取っていない … ワイドでの代用は危険。最低50レース以上、ロジックで買い、データを貯める。

以上をまとめると、複勝式で正確な研究を続け、結果が出たころに蓄積データを生かし、ワイドの代用を検討するのが1つの王道です。やり方次第では、複勝1点に比べ、ワイドを代用とすることでの的中率の低下は限定的となり、5割以上の的中率で戦える場合もあります。

  • 馬連式ロジックでよくある15%程度の的中率 … 10連敗率が2割もあります。中期的には20連敗程度は簡単に出現します。2万円ずつ賭けて40万円を失っても平然としていられるという前提が必要。
  • 複勝の代用としてのワイドなら50%程度の的中率は可能 … 5連敗率はわずか3%。ある程度投資金を上げられ、疑心暗鬼になることもありません。

競馬で投資するならダートが良い理由

券種に続いて、馬場やコースの問題です。まず。競馬で投資をするなら、良馬場と渋った馬場(やや重・重・不良)どちらが良いでしょうか?

  • 良馬場  …  予想のための要素(時計、戦歴、ローテ等)と着順の相関関係が比較的深く、ロジックを立てやすい。
  • 渋った馬場  …  JRAの発表する馬場状態は当てにならず、時間をかけた研究が必要。過去のデータが少なく、統計が取りにくい。

上の理由から、まずは良馬場の研究がオススメです。ただし、研究に成功した場合、良馬場よりは、渋った馬場の方が見返りが大きいため、良馬場から始め、理解が深まったあとに渋った馬場にターゲットを移すのがおすすめです。

では、良馬場の場合、芝とダート、どちらが研究成果が出しやすいでしょうか?

  • 芝 …  馬場の細かい変化や騎手の判断の要素も大きい。騎手の判断は、心理の問題のためデータ化できず、またスタートを切った後の判断の変更は日常茶飯事。
  • ダート  …  良馬場の場合、馬場の安定感は特筆もの。騎手の判断の要素も小さく、先行してのバテ比べになりやすいシンプルな競馬。

以上から、データに基づき、研究、ロジック化、バックテスト、実践、微調整の過程で、結果を出しやすいのはダートコースです。

ダートコースでは、騎手の要素が大きくないことのわかりやすい事例として、外国人騎手の活躍過程が挙げられます。外国人騎手の大半は、まず芝で成果を挙げます。とくに芝の2枠で、技術力を発揮する傾向があります(近年の武豊騎手も、芝は1・2枠で実績を上げています)。外国人騎手は、年数を重ねるとダートもこなしますが、これには、実績を重ね馬の質が良くなったという点も大きいでしょう。

いずれにせよ、芝コースは、騎手の技術や作戦が絡む比重が増え、投資には向かない面があります。

つぎに、重賞と未勝利戦のどちらが結果が出しやすいでしょうか?

  • 重賞 … 実績(スピード指数)の差がない馬が多く出走し、混戦となりやすい。
  • 未勝利戦 … 将来のオープン馬から、地方転出が免れない馬まで揃い、実績や素材にかなりの差があるクラが出現する。

重賞のなかでは、一般にG2は当てやすいと言われますが、そのようなデータは出ていません。重賞なら、府中開催のG1を狙うべきです。

※なお、よく知られている通り、弱者救済のためにわざわざ能力馬を沈める工夫があるローカル場所よりも、中央場所の方が当てやすくなりますが、これは芝について言えることで、ダートはあまり関係がありません。

上の内容から、投資のために競馬を研究して行くなら、ダートの未勝利戦がおすすめです。もし、大きなレースが良いなら府中のG1戦がおすすめです。

狙いやすさ ジャンル 1人気複勝率 1人気複回値
ダートの未勝利戦(良・稍重) 70% 87%
ダートの未勝利戦(重・不良) 66% 82%
芝の未勝利戦(良・稍重) 65% 83%
芝の未勝利戦(重・不良) 59% 78%
ダートの500万下戦(良・稍重) 64% 84%
ダートの1000万下戦(良・稍重) 61% 84%
芝の500万下戦(良・稍重) 58% 80%
芝の1000万下戦(良・稍重) 63% 84%
G1戦(東京競馬場以外) 59% 76%
G2戦 60% 79%
G3戦 58% 82%
G1戦(東京競馬場) 73% 102%

統計:2012~2016年/◎:70%~ 〇:65~69%

(まとめ)競馬は複勝やダートが儲かる その本当の理由

以上、競馬は複勝やダートが儲かる その本当の理由。まとめとして、投資のために研究して行く上でのオススメ順を記します。

券種のオススメ順

  1. 複勝式  …  過去の検証(バックテスト)が容易で、理論のバグも見つけやすいため、結果を出しやすい。
  2. 単勝式
  3. 複勝式の代用としてのワイド

ジャンルのオススメ順

  1. ダートの未勝利戦 … 未勝利戦は力差がある。ダートは展開が単純(ただし、馬場状態によって予想法がまったく異なるため、良馬場から始めるのがおすすめ)。
  2. 芝の良馬場(良・稍重)
  3. 府中コースのG1

なお、この記事では触れませんでしたが、力関係が把握しやすい障害戦も、研究対象としては成果が出しやすいものです。

落馬のイメージがありますが、それは誤解です。障害戦の落馬は、①そもそも飛越が下手な馬、②スタミナがない馬が終盤で脚を引っ掛けての落馬、の2パターンしか発生しません。能力のある馬を選べるようになれば、落馬率は、平地競走と大差はなくなります。

(参考)ダートの未勝利戦を研究してきた「マネードラゴン馬券塾」

当ブログ発行のマネードラゴン馬券塾は、創刊以来一貫して、ダートの未勝利戦をターゲットとしてきました。現在、競馬のメルマガ発行所の代表格となったレジまぐで、全期間で回収率が100%を超えているメルマガは、10マガジンに過ぎません。


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