競馬投資の必勝法

夏競馬は難しい? その特徴・傾向を踏まえた攻略法

投稿日:

競馬でのベテランでも苦戦すると言われる夏競馬。夏競馬の特徴は、ズバリ敗者復活の舞台として、偶然性を取り入れたコース設計です。メンバーの低下もあり、必然的に波乱が起きるのが特徴。狙いは、夏競馬にあって高的中率を実現できるレースです。

日本最大の競馬予想サイト
競馬予想のレジまぐ

当サイトのメルマガ(2、3歳戦専門)の夏競馬回収率は、2016年が89%、2017年が75%でしたが、研究が進んだ2018年は156%(7月15日現在)となっています。

夏競馬で使用されるローカル場所の特徴とは?

夏競馬で勝つためには、夏競馬で使用されるローカル場所の特徴をつかむことが重要です。答えは次の通りです。

  • 中央場所 … ダービー、JCに象徴されるように強い馬を勝たせるコース設計が基本。特に東京競馬場はそれが顕著。ついで阪神競馬場。長い直線や坂を設置し、好スタートからの「逃げ得」を作らないことが大きな特徴。
  • ローカル場所  …  中央場所で勝負にならない馬の救済が目的。優勝劣敗でなく、ある程度力があればランダムに勝利がつかめる設計。逃げ得を許し、急カーブでのごちゃつきを運良く回避できた馬も有利。

中央場所の特徴とは?

JRAは、通年では東京・中山・京都・阪神の中央4場を中心に競馬番組を組んでいます。これらの競馬場は芝の直線が長めで京都を除き坂があり、大回りと呼ばれカーブ半径が緩いのが特徴です。

  • 基本的なところから押さえると、陸上競技のような直線のセパレート式のコースが最も力通りに決まります。
  • しかし競馬はギャンブルです。そのため毎回力通りに決まらないように、意図的にカーブを作り、枠順、位置取り、ペースの緩急などの要素と関連させ、わざわざ実力順に入線しないようにコースを組んでいます。
  • 競馬は純粋なスポーツとすれば観戦客は95%以上減ると思います。スポーツとしては決して成立しえない、悲しい本質が象徴されているのが、曲がりくねったレイアウトなのです。

そのなかで、東京・阪神、ついで中山、京都の中央場所は、G1の大半を開催しているように、ローカルのコースよりは、力関係が反映するように設計されています。

カーブを緩めにすることで直線式に近い要素を盛り込み、最後の直線も長めで、京都を除き坂があります。特に東京競馬場の芝コースは、馬場が広く最後の直線が相当長いことから、直線式セパレート式コースに近い要素を盛り込まれています。

中央場所の本質は、優れた種牡馬を選定し、優れた繁殖牝馬を選定することです。とくに東京コースは実力がある馬が勝ちやすいように設計されています。そのため、ダービーもオークスもジャパンカップも東京競馬場で開催されます。

余談ですが楕円形のコースを組んでいる以上は、どの距離でも実力が出やすく設計するのは困難です。そのため芝1600、芝2400などを優先した設計がなされています。この背景には芝1400を凡庸なスピードで押し切るような馬は強いとはみなさないという、国際的な価値観の影響があります。

いずれにせよ中央場所は強い馬を勝たせるのが目的ということをまず押さえておきます。

 

夏競馬で使用される、ローカル場所の本質とは何か

夏の時期は、購入時に数千万円もする血統馬は休養に入ります。夏の暑さや芝の整備にお金がかけられていないコースで走らせ、馬を壊したくないからです。

夏競馬は、成績が上がらない弱い馬を中心とした舞台になります。そして、偶然の要素を多めに盛り込んだローカル競馬場が、競馬開催の中心になります。

新潟、中京そして札幌、函館、福島、小倉のローカル競馬場。これらの競馬場は、カーブがきついことが多く、直線も短めで福島を除き坂もありません。

競馬場  直線の長さ 直線の坂
東京(参考) 526m 急坂→平坦
新潟 659m(外)357m(内) なし
中京 413m 急坂→緩い坂
札幌 266m なし
函館 262m 緩い下り→平坦
福島 292m 緩い下り→普通の坂
小倉 293m なし

ローカル場所では、たとえ弱い馬でも、たまたま内目の枠からロケットスタートを決めただけで十分に勝負になります。道中でもつれなければ、短めで坂の設定も緩い直線はしのげるからです。強い馬が勝つのは、究極的には直線型のセパレートコース。ローカル場所は、直線型からほど遠い、曲線を基本としたものとなっているのです。

また、近年はだいぶ改善されましたが、路盤整備や芝の整備も中央場所とはお金のかけ方が違うため、芝の痛みも激しく、開催が進むにつれ、内有利、外差しなど、さらに偶然の要素が加速されます。このようにローカル競馬場の本質は、偶然性の導入による弱者の救済です。

ローカルと中央の中間的な特徴を持つ新潟と中京

上の表から分かるように、新潟競馬場外回りは、東京競馬場より長い直線を持ちます(坂の設定はなし)。また、中京競馬場は、中山競馬場(310m)より長い、413mの直線を持つ上に、ローカル場所唯一の急坂の設定もあります。

このように、新潟と中京は、改装後、強者の参戦を促すような競馬場、つまり社台系の生産馬も参戦しやすいような競馬場に変質しています。

メルマガ

夏競馬の特徴・傾向を踏まえ導き出される攻略法 1

写真:福島競馬場

夏競馬が難しい。これは、本質的には競馬予想が時計と着順を元に組み立てられることに要因があります。どんなに予想法を研究しても、新馬戦を除き、時計と着順を無視することはできません。また、競馬新聞の記者は、ほとんどがスピード指数のデータベースを利用しているとされています。

  • 中央場所 … メンバーが強く、競馬場が優勝劣敗であるから、時計と着順が結果に反映しやすい。
  • ローカル場所  …  メンバーが弱く、競馬場が弱者救済(偶然性の導入)であるから、時計と着順が結果に反映しにくい。

予想は、時計と着順に影響されるため、ローカル場所での的中が難しく感じるのは当たり前のことなのです。すると、ローカル場所での必勝法の1つ目は、ローカル場所にあって時計や実績が反映しやすい条件を狙うことです。また、将来オープンを狙うような馬が出てくる新馬戦も狙いやすいジャンルです。

筆者の守備範囲である、2・3歳戦では、研究の結果以下のジャンルが、時計や着順、あるいは素材を参考にして狙いやすいコースです。

  • ダートの中距離戦(未勝利)
  • 芝の新馬戦(新潟、中京)

また、守備範囲ではないですが、以下のジャンルも狙いやすいと推定されます。

  • ダートの中距離戦(条件戦、オープン戦)
  • 中京の芝コース
  • 新潟の芝コース(外回り)

JRAはダートコースの設計には無頓着で、芝コースの内周に貼り付けるだけです。たしかに直線は短く(例、阪神ダート353m:札幌ダート264m)なりますが、もともと先行有利のため、影響は小さめです。夏競馬でも、ダートは当てやすいと言えます。また、中京、新潟の芝コースは、中央に近い設計と言えます。

まずは、上記のジャンルで、普段通りの予想法を試してみると良いでしょう。上記に属さない、例えば福島の芝コースなどは、内目の枠から好発した馬が短く平坦な直線を粘り込んだり、逆に騎手心理から前がかりになり差し届いたり、予想というよりは、ランダムな世界が展開されています。

中京競馬場、新潟競馬場について詳しくは以下の記事に説明してあります。

全競馬場 直線の長さと急坂ランキング

夏競馬の特徴・傾向を踏まえた攻略法2

夏競馬の特徴・傾向を踏まえた攻略法として、競馬専門家の意見も紹介しておきます。競馬最強の法則7および8・9月合併号その他書籍に紹介されたもののなかで、いくつかピックアップしました。

福島競馬場

(競馬最強の法則掲載、諸氏の分析を当サイトが取捨選択しリライトしました)

夏の福島競馬は、開催後半に馬場が荒れ外差しが台頭するのが特徴だった。しかし、開催が後ろにずれたことと、馬場管理技術の向上で、芝の時期的な変化よりも、盆地特有の暑さへの配慮が予想の中心に移ってきた。

  • 開催の前半で好走した馬が、開催後半に出走し凡走するケースが増えてきた。特に猛暑日に好走した馬は、次走でほぼ消しても良いくらい。
  • 近年の夏競馬の福島では、暑さの影響を受けにくい、休養明けや外厩から戻った馬の好走が目立つようになった。

中京競馬場

改装後の中京競馬場は、新潟競馬場に似た大きな競馬場となった。直線の長さは新潟競馬場に劣るが、新潟にはない坂が新設された。

新潟競馬場

改装後は、実力の反映しやすい長い直線が評価され、過去にはオルフェーブルなど能力馬の参戦も目立ったが、ブロック制導入により関西馬の質はやや下がった(ほかのローカルより馬の質は良い)。

(柿谷洋介氏はじめ諸氏の分析を当サイトが取捨選択しリライトしました)

  • ノーザンFは新潟の2歳新馬戦に標準を当てており、連対率は約40%ある。アーモンドアイ、ラッキーライラックもデビュー。2歳未勝利戦も、統計分母が少ないものの、好調と言える。背景には、夏場の競走馬のコンディション管理技術が発達したことと、能力馬、時計が速い馬有利の新潟コースの形状にある。
  • ノーザンFは、2歳戦以外では、統計分母が少ないものの、古馬オープン(重賞)でも好成績。未勝利戦や条件戦は、得意でも苦手でもないという成績。
  • 平場では一流騎手の参戦が減ると冴え渡る戸崎騎手、古馬条件戦(特に芝の外回り)では田辺騎手、特別重賞ではMデムーロ騎手が狙い目。
  • ノーザンFの期待を背負いながら府中や中山ではベテラン調教師に敗れがちな木村厩舎は、新潟では活躍傾向(2016年新潟リーディング)。
  • 種牡馬では、芝外回りを生かすのがディープインパクトだが、ルーラーシップはさらに好成績。不器用な産駒が多く、長い直線でギアを上げるだけというコースの特徴が合う。ダート1800ではキングカメハメハ。芝からのダート替わりでも好走傾向。
  • 新潟のダートは、砂が熱くなりやすく、砂を被る内枠はやや不利。

小倉競馬場

(出川塁氏はじめ諸氏の分析を当サイトが取捨選択しリライトしました)

夏競馬の開催が2011年から2週間短縮され6週間に。そのため、開催後半でも芝が荒れにくく、スピード優先のコースとなりつつある。

  • 3角から下り坂が続き、4角はスピードに乗りやすいスパイラルカーブのため前は意外に苦しく、まくりで先団にとりつく競馬で実績を残した馬が狙い。これは、芝・ダートに共通。短距離にも当てはまる。
  • まくりができる馬を優遇する設計のため、道中で動きやすい外目の枠(芝13〜15番、ダート12〜16番)が狙い目。
  • 中京や阪神と大きく異なるコース設計のため、6着以降からの巻き返しも目立ち高配当を生んでいる。
  • 種牡馬では、3角〜4角の構造から、小倉競馬場がオーバーペースになりやすい点から、スタミナを助ける先祖が多少入った血統が有利。具体的には母父に、ダンスインザダーク、ブライアンズタイム、トニービンが入った馬。
  • 馬主では、メイショウとご当地馬主のテイエムが、過去3年で単勝回収率プラス。出走数が多いので取捨選択は必要。

札幌競馬場

(姫園淀仁氏はじめ諸氏の分析を当サイトが取捨選択しリライトしました)

直線が全国でもっとも短い部類に入り、コーナーが緩く、直線は平坦。実力馬というよりは、逃げ先行ができる馬を勝たせる設計。

  • 逃げ先行圧倒的有利はどの騎手も知っており、どの馬も逃げ先行を狙う。スタートタイミングなど運の要素も大きいが、2走前に逃げ先行→前走で中団以降だった馬の先行可能性が高い。とにかく前に行きたい心理と工夫が陣営に生まれるため。
  • 札幌・函館競馬は、滞在させ輸送を回避するのが基本。しかし、3週間しかない2回札幌に、前走北海道以外で走った後に、輸送して出走してくる馬の勝負度は高い。
  • 3場での開催のため乗り替わりが多く発生するが、トップジョッキーの連続騎乗は勝負がかりも多い。特にルメール騎手。社台系が主戦場だが、非社台系の馬をチョイスした場合、とくに期待が高い馬の場合が多い。
  • ダートは、ローカル競馬場では最大のサイズ。曲線部分が少なくワンぺースとなり、直線も短いため、ほかの競馬場に比べ総合力が求められない。よって、ほかの競馬場で好走してきた人気馬が敗れるケースが多く、芝コース以上に波乱が起きやすい。
  • 人気では地元のノーザンファームが強く、人気薄では3場の多様な条件から適鞍にこだわるマイネル、コスモが強い。

メルマガ

 

-競馬投資の必勝法

Copyright© 2・3歳戦専門 マネードラゴン馬券塾 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.