競馬歴20年、年間の研究時間500時間の筆者が、競馬の勝ち方を全てバラします。必勝法が存在するのか、単複ワイドから3連単まで、競馬のウイニングロードへ招待します。
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競馬の必勝法は存在する?
結論ファースト
- 全員が、ピッタリ控除率の25%分負けるわけではなく、当然勝ち組は存在する。
- 国税庁が認証した「卍氏」「ベンジャミン・スミス氏」、そして多くの競馬ファンが認めた「木下健氏」は、競馬で勝っていた時期がある。
- 3名とも、①多要素解析、②オッズが過小評価している目を買うという点が共通。
Q 競馬は必ず負けるようにできていると聞きますが、そもそも必勝法は存在するのですか?
はい。まず、年間では負ける人が「多い」ことはまちがいありません。ギャンブルには必ず胴元(主催者)がいて、その取り分があります。競馬では控除率という言葉があり、JRAの取り分は、25%と決まっています。
JRA公式サイトを見ると、馬券の払い戻し率は、券種によって異なりますが、75%前後と示されています。これは、控除率25%と同じ意味です。
投票法 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | ワイド | 馬単 | 3連複 | 3連単 | WIN5 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
払戻率 | 80.00% | 80.00% | 77.50% | 77.50% | 77.50% | 75.00% | 75.00% | 72.50% | 70.00% |
もし、全ての馬券ファンが同じ力量だとしたら、全員が有馬記念のあと、25%資金を減らしていることになります。しかし、全員の力量が同じということはなく、当然50%の回収率に終わる人もいます。すると、105%回収できた勝ち組も生まれます。
そして、この勝ち組は、万馬券等を当て偶然勝った組と、何らかのセオリーを使って1年間勝ち抜けた組に分かれます。後者が使っているセオリーは、必勝法と呼べることになります。
なるほど。実際に必勝法を完成させている人はいるのでしょうか?
はい。税金の問題などで表に出てくる人は少ないですが、何人か紹介できます。
①馬券裁判の卍氏
国の裁判で「馬券で勝っていること」を認められたのが、通称卍氏です。光文社の雑誌『FLASH』のインタビューで、2005年から2009年の5年間に、28億7千万円が30億1千万円になったと明かしています。この5年間の回収率を計算すると、104%になります。
卍氏の必勝法の特徴は、次のようになります。
- コース、距離、馬場状態、斤量、先行力、ローテーションなどオーソドックスな40項目による重回帰分析を行う。
- 過大評価の馬を避けて過小評価の馬(前走大きく負けた馬)を買う。
- 数値化を好み、理系色が強い人物。
この3点に集約されます。重回帰分析は、このページ内で説明しますが、かんたんに言えば、「正統派の競馬予想だが、それをデータに残し、PDCAのサイクル(検証、改善、実行のくり返し)に乗せている」ということです。
また、単純にデータによる評価が高い馬を買うのではなく、同じ評価でもオッズが高いときに限って買う、というのも大きな特徴です。
重回帰分析、データ化、オッズによる取捨や強弱は、スマホやパソコンを持っていれば、誰でも簡単に取り組めます。くわしくは、このページ内で説明します。
②「馬券で妻子を養う男」木下健
日本では1992年に公開された「スピード指数理論」が完全に普及し、競馬予想のデータ化が進みハイレベルになった21世紀以降で見ると、有名な勝ち組は、馬券で妻子を養う男をキャッチフレーズとする木下健氏です。
人気雑誌で執筆陣の入れ替わりが激しい『競馬最強の法則』(現在は『競馬の天才!』)で、8年半連載を続けたことからも、その実力は証明されています。(なお現在は馬券生活者ではなく、出馬表販売等を含めて生計を立てていますが、それを正直に公表しています)
木下健氏の必勝法の特徴は、次のようになります。
- レースVTRを何度も確認し、不利があった馬や能力を秘めた馬をピックアップ。
- ピックアップしても見送るレースが多く、割に合うオッズかどうかも見つつ、相当絞り込んでの投資。
「レースVTRを何度も確認」という点で、非常に王道の必勝法といえる点が、卍氏と一致しています。競馬の予想法には、王道(一歩一歩詰める)と覇道(近道を通る)があります。
分類 | 特徴、事例 |
王道の予想法 | 多要素(時計、騎手、コース、馬の走法など)を分析する |
覇道の予想法 | 少ない要素で勝てることになっている ・関係者の極秘情報だけで勝てる ・朝イチのオッズを見るだけで勝てる ・各馬の通過順(2-2-2)を見るだけで勝てる ・血統分類だけで勝てる ・出馬表の文字列を見るだけで勝てる |
競馬ファンとしては、シンプルな方法で大儲けが夢ですから、覇道に惹かれますよね!
はい。覇道の予想法があればなあ、というのが競馬ファンの夢です。その夢をついて、これだけで勝てるといった予想法が多く発表されていますが、卍氏、木下健氏を見ても、王道の多要素分析にしか勝つ道はないというのが「不都合な真実」です。
木下健氏も、「私の競馬の基礎となったのが西田式スピード指数」と話しているように、競走馬の総合評価であるスピード指数を利用していますし、レースVTRを見ることは、馬の能力を詳しく確認することにほかなりません。
③有限会社ユープロ(UPro)の元社長ベンジャミン・スミス氏
イギリスの数学者であるベンジャミン・スミス氏は、自信の理論を日本の競馬で証明するために、わざわざ渡航してきた人物です。2005年に有限会社ユープロ(UPro)を設立。その後競馬で大儲けし、国税局は、2007年までの3年間に約160億円の所得隠しを指摘しました。その後、国外に逃亡しています。
ベンジャミン・スミス氏の必勝法の特徴は、次のようになります。
- 3連単を多点買い
- 多くのファンが資金不足から手が届かず、実質的に「お買い得」になっている目で儲ける。
競馬を全く知らない数学者らしく、卍氏や木下健氏とは異なり、多要素(時計、騎手、コース、馬の走法など)分析を使用していないのが大きな特徴です。しかし、オッズは、多くのファンがおのおのが信じる要素で分析・購入した結果であり、多要素分析の代用にはなります。
しかし、精度は低く、そのままでは稼げません。そこで、多くのファンが資金不足から手が出せない、3連単の高配当域(オッズが不当に低評価している目が多い)で勝負するという仕組みです。
なるほど!3人とも「多要素解析」であり、オッズが「過小評価」している目を買うという点が共通していますね。
はい。それこそが、競馬必勝法に必要不可欠な部分です。ほかにも、「買い方を決め、年間を通じてブレない」という点も挙げられるかもしれません。買い方(フォーム、ロジック、方法論)が決まっているからこそ、PDCAのサイクル(検証、改善、実行のくり返し)で回収率をジリジリと上げられるのです。
ここでは、国税庁が競馬で勝ったことを証明した卍氏、ベンジャミン・スミス氏と、日本でもっとも人気のある競馬雑誌の読者が10年間支持した木下健氏を取り上げました。いずれも、裏付けのある人物です。
この3人に、「多要素解析」であり、買い方(フォーム)が定まっており、オッズが「過小評価」している目を買うという点が共通していることを重く見てください。多要素解析は、競馬に詳しい必要があり、ほかの競馬ファンが気づいていないが稼ぎになる要素がそこに含まれる必要があり、確立に年月がかかります。
そのため、多くのファンは、あることに目を付ければ勝てるという「覇道」に惹かれますが、覇道はあくまで覇道であり、そこに答えはありません。
なお、参考にすべき競馬予想家の見分け方は、次の通りです。
- 参考にすべき(勝っている) …年間のプラス決算にこだわりが強い
- 参考にすべきでない(おそらく勝っていない) …直近の高配当を自慢することが多い
ここには取り上げませんでしたが、競馬予想家の真田理氏は参考になります。WIN5の億超え的中を自慢しているように見えますが、あくまでキャッチフレーズ。『競馬の天才!』の記事を読んでゆくと、何度も年間プラス決算にこだわり、それを客観的な場(第3者検証あり)で証明することにこだわっています。
- 参考にすべき(勝っている) …客観的な検証の場(競馬のレジまぐなど)に出たがる
- 参考にすべきでない(おそらく勝っていない) …回収率の検証を避ける。短期的なコンテストにしか出場しない(短期だから負けたと言い訳できるため)
未勝利戦・新馬戦の必勝法を探すなら
筆者発行のマネードラゴン馬券塾は、 ①多要素解析、②買い方を決め、年間を通じてブレない、③オッズが「過小評価」している目を買うという方向性で、7年間支持された歴史を持っています。
競馬で必ず勝つ方法
結論ファースト
- ①多要素解析 …時計、騎手、馬場などの評価(数値またはABC評価等)を、レースカテゴリーごとに適切な比重で合算する方法。ただし「着順に影響があるが、ほかのファンや専門家が見逃している要素」がプラス決算には必須。
- ②買い方(フォーム)の確定と検証 …卍氏は競馬ソフト使用、ベンジャミン・スミス氏はオッズのパターン化、木下健氏はスピード指数に軸足がある。
- ③オッズが「過小評価」している目を買う …卍氏は非公開要素の導入、ベンジャミン・スミス氏は3連単でファンの手が出ないゾーン、木下健氏はレースVTRで過小評価を発見。
上に紹介された3人を見れば、競馬で必ず勝つ方法は、 ①多要素解析、②買い方(フォーム、ロジック、方法論)の確定と検証、③オッズが「過小評価」している目を買うということは、明らかですね!
はい、その通りです。国税庁の認定、日本一の競馬雑誌で読者が8年半支持したという点で、裏づけがある人物ばかりです。YouTubeやSNSである程度のユーザーを持っている、何度かメディアに登場したというだけでは、まだ信頼に値しないことを覚えておいてください。
ここでは、3つの方法をどのように実践するのかという点を、説明してゆきます。
①多要素解析
多要素解析とは、目の前のレースにおいて、着順を決定する要素とその割合を見極めることです。例えば、G1なら次のような点が挙がるでしょう。
- ベースとなる時計(スピード指数)や着順
- 馬の性質(距離適性等)や走法(決め手が鋭いなど)
- 騎手
- 当日の馬場状態(内先行有利、外差し有利など)
- 専門家(競馬新聞記者、ノーザンF関係者)の評価
- ローテーション(前走で不良馬場好走等の負荷はないか)
- 調教状態
要素の候補は、競馬新聞、競馬雑誌、競馬の書籍等で、専門家の見方を盗むのがいちばん早いです。ただし、中長期的に見ると、「着順に影響があるが、ほかのファンや専門家が見逃している要素」も必要にはなってきます。
②買い方(フォーム、ロジック、方法論)の確定と検証
競馬は、クラスやコースにより、全く異なる性質がありますので、まずターゲットを決めます。次に、着順決定に結びつきそうな要素をリストアップします。その後、馬ごとに評価をし、軸馬を決めます。
例 チャンピオンズカップ(2021年)
要素 | 比重 | 13チュウワウィザード |
ベースとなる時計(スピード指数)やG1着順 | 15% | A(3位) |
馬の性質(距離適性等)や走法(決め手が鋭いなど) | 15% | A 中距離型、上りそれなりに速い |
騎手 | 15% | A 戸崎はダートG1なら問題なし |
当日の馬場状態(内先行有利、外差し有利など) | 15% | A 差し有利 |
専門家(競馬新聞記者、ノーザンF関係者)の評価 | 15% | C 本命評価は少ない |
ローテーション(前走で不良馬場好走等の負荷はないか) | 15% | A 休養が多くストレス少ない |
調教状態 | 10% | C 特に目立たない |
合計 | 100% | A |
上のように、初回は比重はすべて同じにしておけばよいでしょう。予想結果を積み重ねながら調整します。
③オッズが「過小評価」している目を買う
例えば、チャンピオンズカップ(2021年)で13チュウワウイザード(戸崎圭太)を買うとすると、昨年覇者、ドバイワールドカップ2着にも関わらず、複勝は1.4~1.8倍と過小評価だったと言えます。前走のたたき台の地方G1でも3着を記録していました。
この背景には、ソダシ(初ダート)の集票力と、ルメール騎手の集票力があり、本来はもう少し売れていたはずです。
参考(実際のG1予想法や予想例) 馬場傾向・トラックバイアスによるG1予想
必勝法といえば「朝イチのオッズだけ見れば当たる」「馬場を見て〇〇血統の日には、それを買うだけで勝てる」みたいな、「だけ」がつくものに惹かれるんですが、そういう必勝法はないのでしょうか……?
はい。やはり、競馬はお金になるジャンルですので、なかなか近道(覇道)はないのが実情です。
- ゲーム攻略 短期攻略できてもお金がもらえるわけではないので、楽な攻略法が存在する。
- 競馬予想 攻略できるとお金になるため、安易な攻略法が存在しない。
確かに競馬は、ゲーム攻略に似ている部分はありますが、やはりお金になるという部分は大きいです。
「朝イチのオッズだけ見れば当たる」という必勝法は、ネット経由でオッズが簡単に手に入らなかった時代には通用しました。競馬場やウインズで、オッズをプリントアウト購入していた時代もあったのです。
また、「馬場を見て〇〇血統の日には、それを買うだけで勝てる」という必勝法については、出馬表を見ると、〇〇血統の馬が複数存在するはずです。すると結局、スピード指数、騎手、馬の性質や走法などの知識が必要となります。血統本では、近道に憧れる読者をがっかりさせないためにも、わざわざその辺りを強調することはないと思いますが、本当に使いこなしている人は、承知しているはずです。
つまりこういった血統論は、その要素だけで着順が決まる要素ではなく、「着順に影響があるが、ほかのファンや専門家が見逃している要素」であると言えます。
必勝法の書籍では「実はこの要素だけでは勝てません」とは、確かに書けませんね。読者としては、ベースとなる予想ロジックを固めたうえで、「着順に影響があるが、ほかのファンや専門家が見逃している要素」としての導入を考えるべきですね。
その通りです。競馬雑誌も競馬本も、ダイエットと同じで「これだけで、簡単に」を強調するのは、商売である以上、当然のことです。しかし読者はそこを見抜き、「着順に影響があるが、ほかのファンや専門家が見逃している要素」として導入できないかを検討すべきです。
すると、 ①多要素解析、②買い方(フォーム、ロジック、方法論)の確定と検証、③オッズが「過小評価」している目を買うという基本線はやはり正しく、多要素解析の1要素として、いわゆる「必勝法」を取り入れられないか検討するしかないというのが、不都合かもしれませんが真実です。
未勝利戦・新馬戦の必勝法を探すなら
筆者発行のマネードラゴン馬券塾は、 ①多要素解析、②買い方を決め、年間を通じてブレない、③オッズが「過小評価」している目を買うという方向性で、7年間支持された歴史を持っています。
単勝式の必勝法
結論ファースト
- 「人気馬(2.9倍以下)の単勝1点買い」は、回収率の面では分が悪いが、偶然性が関与せず、馬券力をつけるべき競馬初心者向き。
- 「単勝2頭流」(人気馬・中位人気馬+穴馬)は、人気馬・中位人気馬が的中率、穴馬(原則10倍以上)が回収率を担当し合理的。ただし、両者の選出は全く別人格の予想が必要で、競馬上級者向き。
- 「単勝多点買い」(10倍以上の穴馬3点が目安)は、偶然性が関与するため、続けても馬券力がつかず、おすすめ度は低い。
要件定義 人気馬(単~2.9倍、主に1番人気) 中位人気馬(単3.0~9.9、主に2~4番人気) 穴馬(単10倍超、主に5番人気以下)
単勝式の必勝法というのは、どのようなものがあるのでしょうか?
はい、単勝1点買い、単勝2頭流、単勝多点買いの方法論が知られています。
単勝1点買い
競馬は、レースにもよりますが、「もし同じメンバーで10回レースをすれば、7回程度勝てる馬がいるが、相手馬は毎回変わる」という点が本質にあります。相手馬は、展開(ペース)や騎手の采配等、偶然性の影響が大きいため、同レースを10回くりかえせば、例えば「4・3・2・1回」で全く別の馬となると考えると、真実に近づきます。
よって、馬連、ワイド、3連系の馬券よりも「単勝」が、理にかない安定した結果を出しやすい馬券です。なお、複勝も単勝に似た要素がありますが、実質的にワイドの総流しとなり、配当が極端に低くなるため、回収率の面で厳しさがあります。
①多要素解析、②買い方(フォーム、ロジック、方法論)の確定と検証、③オッズが「過小評価」している目を買うという基本線を守りつつ、単勝で投資してゆくのは、非常に有効な方法です。
馬連や3連系の馬券では、偶然性に左右される相手馬の研究も必要なうえに、突発的な高配当で収支が整ってしまうと、半年以上買い方(フォーム、ロジック、方法論)の誤りに気づかないことがあります。単勝の場合、検証が早い段階で正確にできるという点も、見逃せないメリットです。
単勝1点買いの対象は、人気馬(単~2.9倍)または中位人気馬(単3.0~9.9)が考えられます。人気馬は、的中率、モチベーション、資金の維持を担当し、中位人気馬が回収率を担う「キモ」となります。
単勝2頭流
単勝2頭流とは、実力馬(単勝5倍前後までを指すとみられる)の単勝と、穴馬(目安として単勝オッズ10倍以上の穴馬)の単勝を、均等買いする方法論です。
- 実力馬の単勝 …的中率を稼ぎ、資金の目減りやモチベーション低下を防ぐ
- 穴馬券の単勝 …回収率を稼ぐ。
穴馬券の単勝のほうが収益担当ですので、単勝オッズが10倍以上(ときには5~10倍)、つまり競馬新聞で△や無印の馬を指名する技量が必要です。 ①多要素解析、②買い方(フォーム、ロジック、方法論)の確定と検証、③オッズの「過小評価」を見抜くという基本を、あきらめずに中長期的に訓練してゆくことが必要です。
単勝多点買い
単勝多点買いは、回収率を考えると、単勝オッズ10倍以上の穴馬がターゲットです。
- 単勝2頭流 …穴サイドは10倍以上がターゲットだが、ぜひ買いたい場合は5.0~9.9倍でも構わない。
- 単勝多点買い …単勝オッズ10倍以上のみが対象
点数は、3点買い程度が限界でしょう。単勝オッズ10倍を3点で狙った場合、的中時の回収率は333%ですので、3回に1回当てることが必要で、イメージほど簡単ではありません。
3点とはいえ、競馬新聞で△や無印の馬を狙うわけで、そういった馬は前走6着以下が多いですよね。なんとなく、玄人向けのイメージが漂いますね。
はい。単勝10倍台の場合、△ならよい方で、無印の場合もありますので、完全に玄人向けです。つまり、手順としては「単勝1点買い」で人気馬について研究し、人気馬を消せるパターンが確立できた場合に、単勝多点買いに駒を進める、という手順が良いでしょう。
穴馬のピックアップには 「着順に影響があるが、ほかのファンや専門家が見逃している要素」 の発見が不可欠です。
とはいえ、この配当ゾーンの馬の勝ち切りには、偶然性に依拠(仮に同じレースをくり返せば勝ち馬が変わる)した部分も大きく、馬券力はつかない可能性が大きいです。
- 単勝1点買い …人気馬(単~2.9倍)、中位人気馬(単3.0~9.9)は、必然性(仮に同じレースをくり返しても何度も勝つ)が高く、PDCAのサイクル(検証、改善、実行のくり返し)で馬券力がつく。ただし、穴馬のオッズ帯には弱くなる可能性。
- 単勝2頭流 …実力馬(単勝5倍程度までと思われる)で競馬の本質をつかみ、配当高めの穴馬でオッズの「過小評価」を見抜くセンスが鍛えられ、バランスは良い。
- 単勝多点買い …偶然性が大きく、多点買いという甘さも関係し、馬券力はつきにくい。
単勝2点買いの落とし穴
実力馬を選ぶ力と、穴馬発見力の両方が身につく、単勝2頭流は、とても有効な方法に見えます。
はい、そう見えますよね。しかし、実はそう見えるだけとも言えます。つまり、単勝2頭流は「実力馬を選ぶときには多要素解析」「穴馬を選ぶときには、着順に影響があるが、ほかのファンや専門家が見逃している要素の1点のみ見る」という、互いに矛盾した要素を要求しているからです。
筆者(マネードラゴン馬券塾)は、人気馬(単勝2.9倍以下)の単勝1点で鍛え、実力馬が勝てないと判断する力を蓄えたあと、中位人気馬(単勝3~9.9倍)の単勝1点へ進むのが現実的だと考えています。
初期 | 中期 | 馬券としての狙い | |
人気馬の単勝 | 〇(レース観を鍛える) | 〇 | 的中率を稼ぎ、資金やモチベーションを維持。 |
中位人気馬の単勝 | 〇(人気馬が消せると判断できるようになった時点で挑戦) | 回収率を稼ぐ。 |
ただ、馬券にはその人にあったやり方がありますので、さまざまなやり方を検討してみてください。忘れてはならないのは、単勝2頭流では、2頭の選出に全く違う頭の使い方をするという点です。
- 人気馬の単勝 …野球の1番打者(とにかく塁に出る)に近い思考が必要
- 中位人気馬の単勝 …野球の5番打者(三振を恐れず長打を狙う)に近い思考が必要
単勝2頭流が難しいのは、人気馬と穴馬の選出で、全く別の思考回路を要求される点です。初心者の方なら、初めは長打を封印し、安打を量産できるフォームを作ってから、長打に挑戦してゆかないと、馬券力が大成しない可能性は大きいです。
複勝式の必勝法
結論ファースト
- 人気馬・中位人気馬(1~4人気)の複勝は、まっとうに予想すれば3着の設定が無駄となり、回収率がマイナスになりやすい。ライバルが強い場合の、単勝式の押さえ馬券に適している。
- 穴馬(5番人気以下)の複勝は、配当3倍以上が見込まれ、年間回収率プラスを狙える配当ゾーンとなる。3着の設定に意味が出てくることが多い。
- ただし、競馬初心者は「人気馬・中位人気馬(1~4人気)の複勝」で、PDCAを高速回転させた方が、馬券力は付く。
要件定義 人気馬(単~2.9倍、主に1番人気) 中位人気馬(単3.0~9.9、主に2~4番人気) 穴馬(単10倍超、主に5番人気以下)
複勝式の必勝法というのは、どのようなものがあるのでしょうか?
はい。結論からいうと、複勝式の買いどきは、次のようになります。
- 5番人気以下の穴馬を買うべき馬券(収支プラスが狙える)。
- 1~4番人気の人気馬・中位人気馬でも、ライバルが強いと思う場合の押さえ馬券(収支プラスにはなりにくい)。
- ただし、ある理由から馬券分析力が非常に高まるため、初心者は1~4番人気の人気馬の複勝を積極的に買うべき。
人気 | 複勝率 | 複回値 | 複平均 |
---|---|---|---|
1番人気 | 62.7% | 82 | 132 |
2番人気 | 51.4% | 83 | 163 |
3番人気 | 41.2% | 79 | 196 |
4番人気 | 32.2% | 75 | 237 |
5番人気 | 25.8% | 74 | 293 |
6番人気 | 21.3% | 78 | 371 |
7番人気 | 17.5% | 78 | 450 |
8番人気 | 13.2% | 74 | 562 |
9番人気 | 10.9% | 76 | 707 |
10番人気 | 8.4% | 73 | 874 |
1~4番人気馬(人気馬・中位人気馬)の複勝式はなぜ儲からない?
人気馬、中位人気馬の複勝式はなぜ儲からないのですか?
はい。複勝式は、配当が非常に低く、それを補うだけの相当高い的中率が必要です。例えば、2番人気にあたる配当160円の複勝馬券では、7割もの的中率が必要です。
- 100円の馬券を10回購入 …1000円投資
- 160円の複勝馬券を7回的中 …1120円払い戻し
なぜ、人気馬の複勝は、配当が極端に低いのでしょうか? 1つには、複勝はワイドの総流しにあたる馬券だからです。例えば、ジャパンカップでコントレイルの複勝を買うということは、下の各馬との組み合わせも含めたワイドを買い、資金配分したのと同じ意味になるからです。
人気 | 馬番 | 馬名 | 単勝オッズ |
14 | 16 | ユーキャンスマイル | 240.1 |
15 | 1 | ムイトオブリガード | 258.8 |
16 | 13 | モズベッロ | 278.8 |
17 | 8 | ウインドジャマー | 311.5 |
18 | 10 | ロードマイウェイ | 397.5 |
コントレイルは馬番2番でしたので、複勝を買うということは、強制的にワイドの2-16、1-2なども買っていることになるんですね。切るのは簡単なのに……。
はい、そうなります。ただ、この考え方には問題もあり、なぜ単勝なら年間プラスが視野に入るのかという疑問もわきます。単勝式であっても、馬単の総流しを資金配分をしたのと同じ意味になるからです。
そのため、複勝が稼ぎにくい本当の理由は、3着でも的中になる馬券の設定にあるのではないかと、現在は考えています。下は、筆者(マネードラゴン馬券塾)の2021年のG1成績です(チャンピオンズカップ)まで。
表は横にスクロールできます。
本命馬 | 人気 | 着順 | ||
2021/12/5 | チャンピオンズカップ | ◎13チュウワウイザード | 3 | 2 |
2021/11/28 | JC | ◎7オーソリティ | 3 | 2 |
2021/11/21 | マイルCS | ◎12グランアレグリア | 1 | 1 |
2021/11/14 | エリザベス女王杯 | ◎3アカイトリノムスメ | 2 | 7 |
2021/10/31 | 天皇賞秋 | ◎5エフフォーリア | 3 | 1 |
2021/10/24 | 菊花賞 | ◎3タイトルホルダー | 4 | 1 |
2021/10/17 | 秋華賞 | ◎14ファインルージュ | 2 | 2 |
2021/10/3 | スプリンターズS | ◎5ファストフォース | 8 | 15 |
2021/6/6 | 宝塚記念 | ◎7クロノジェネシス | 1 | 1 |
2021/5/30 | 安田記念 | ◎5グランアレグリア | 1 | 2 |
2021/5/30 | ダービー | ◎1エフフォーリア | 1 | 2 |
2021/5/23 | オークス | ◎5クールキャット | 6 | 14 |
2021/5/16 | ヴィクトリアマイル | ◎1マジックキャッスル | 5 | 3 |
2021/5/9 | NHKマイル | ◎15シュネルマイスター | 2 | 1 |
2021/5/2 | 天皇賞 | ◎2アリストテレス | 2 | 4 |
2021/4/11 | 皐月賞 | ◎3ステラヴェローチェ | 6 | 3 |
2021/4/4 | 桜花賞 | ◎4ソダシ | 2 | 1 |
参考(実際のG1予想法や予想例) 馬場傾向・トラックバイアスによるG1予想
考え方にもよりますが、人気馬、中位人気馬を買う場合、「勝つことができる能力」の馬を買う人も多いでしょう。そのように本命馬を選んだ場合、3着になるケースは、意外に少ないと言えます。
上のケースでは、[6524]となり、3着は2回だけです。つまり、1~2着となった11回の配当が、たった2回の3着時の的中の影響で、相当落ちているとも言えます。
人気 | 複勝率 | 複回値 | 複平均 |
---|---|---|---|
1番人気 | 62.7% | 82 | 132 |
2番人気 | 51.4% | 83 | 163 |
3番人気 | 41.2% | 79 | 196 |
4番人気 | 32.2% | 75 | 237 |
5番人気 | 25.8% | 74 | 293 |
6番人気 | 21.3% | 78 | 371 |
7番人気 | 17.5% | 78 | 450 |
8番人気 | 13.2% | 74 | 562 |
9番人気 | 10.9% | 76 | 707 |
10番人気 | 8.4% | 73 | 874 |
このように見てくると、複勝式は、おおむね3倍以上のオッズとなる、5番人気以下の穴馬が狙い目と言えます。5番人気になると、複勝の配当が一気にはね上がる点に注目してください。また、5番人気以下なら、人気馬、中位人気馬が1、2着を占め、購入馬は3着というケースもあり、3着が的中になる設定に意味があります。
- 人気馬、中位人気馬(1~4人気の馬)の複勝 3着が的中となる設定に意味がない
- 穴馬(5番人気以下)の複勝 3着が的中する設定に意味がある
なお、少し見方を変えると、勝つ可能性のある馬だが、ライバル馬が充実している、という場合にも複勝は有効です。(ただし年間でプラスにならない可能性が高く、押さえ馬券のような設定です)
例 2021年ジャパンカップ
人気 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 単勝 | 複勝 | 着順 | |
1 | 12 | グランアレグリア | C.ルメール | 1.7 | 1.1-1.1 | 1 | |
2 | 3 | シュネルマイスター | 横山 武史 | 4.6 | 1.3-2.1 | この馬が勝つと思うが、 1人気も相当強力だと思う場合、複勝も。 (的中率狙い) | 2 |
3 | 4 | サリオス | 松山 弘平 | 9.5 | 2.1-4.3 | ||
4 | 9 | グレナディアガーズ | 池添 謙一 | 10.1 | 1.8-3.7 | ||
5 | 13 | ダノンザキッド | 川田 将雅 | 16.1 | 3.0-6.5 | 複勝投資向き(回収率狙い) | 3 |
6 | 7 | インディチャンプ | 福永 祐一 | 16.7 | 2.2-4.5 | 複勝投資向き(回収率狙い) | |
7 | 1 | ホウオウアマゾン | 坂井 瑠星 | 31.5 | 4.4-9.8 | 複勝投資向き(回収率狙い) |
それでも1~4番人気馬(人気馬、中位人気馬)の複勝式を買うべき理由
1~4番人気の複勝は、的中率や安定性を維持するための馬券なんですね。
はい、そう言えます。しかし、競馬初心者のうちは、単勝オッズで1~4番人気の複勝式馬券を積極的に買ってゆくべきです。なぜなら、配当が低めのため、偶然性が関与して回収率が上がることが少なく、自身の馬券術のバグが短期で判明し、どんどん修正をかけられるからです。PDCAのサイクル(検証、改善、実行のくり返し)が、異常なほど高速回転するということです。
- 3連単などの馬券 …偶然大儲けすることがあり、当初は自分の馬券術が正しいと思ってします。数年後、試行回数が増えてマイナスとなり、ようやくPDCA2巡目に入るが、時間のロスは絶大。
- 人気馬の複勝馬券 …偶然の大儲けが全くなく、1ヶ月もすれば馬券術のバグが判明。3年あれば、PDCAを36回も回せることになり、馬券力の成長面では圧倒的。
的中率と回収率 どちらを見るべきか?
結論ファースト
的中率と回収率のバランス、さらに統計分母の数がポイントとなります。
データを見るとき、的中率と回収率のどちらを重視すべきなのでしょうか?
はい。オリジナル必勝法を作るためにデータを見る場合、結論から言えば、的中率と回収率のバランス、さらに統計分母の数がポイントとなります。
下は、東京の芝マイルにおける、過去5年の馬主別、複勝回収率ランキングです。
馬主 | 着別度数 | 複勝率 | 複回値 |
---|---|---|---|
久米田正明 | 4- 4- 1- 22/ 31 | 29.0% | 163 |
ウイン | 6- 4- 2- 29/ 41 | 29.3% | 129 |
シルクレーシング | 28- 17- 13- 69/127 | 45.7% | 107 |
吉田勝己 | 10- 8- 7- 40/ 65 | 38.5% | 103 |
吉田照哉 | 5- 4- 8- 43/ 60 | 28.3% | 103 |
サトミホースカンパニー | 8- 6- 3- 25/ 42 | 40.5% | 100 |
西山茂行 | 4- 4- 8- 53/ 69 | 23.2% | 95 |
島川隆哉 | 7- 7- 10- 76/100 | 24.0% | 87 |
サンデーレーシング | 27- 24- 13- 92/156 | 41.0% | 85 |
金子真人ホールディングス | 11- 8- 7- 37/ 63 | 41.3% | 85 |
集計期間:2016~2019
購入して意味があるのは、当然回収率が100%を超えている馬主で、6名います。そして、馬券においては回収率も重要です。かんたんに言えば、的中率40%を超えてくると、少し買えば当たりを引けますので、手ごたえを感じます(的中率20%の場合、不的中率は80%、5連敗率は33%もあります)。
すると、シルク、吉田勝己氏が必勝法のターゲットです。なお、 久米田正明氏は回収率が163%もありますが、FX投資法のルールで計算すると、統計分母は最低でも200程度はほしい所です。データでは統計分母が31ですので、複穴や特定の馬で跳ね上がっている可能性があり、必勝法の対象ではありません。
ワイドの必勝法
結論ファースト
- ワイド 中位人気馬-穴馬の組み合わせ
- 枠連 中位人気馬と穴馬がメインの枠のボックス(同枠で単勝オッズが小さい方をメインとする)
- 馬連 人気馬-穴馬の組み合わせ
- 3連単 人気馬→中位人気馬→穴馬の順番
1着↓/2着→ | 人気馬 | 中位人気馬 | 穴馬 |
人気馬 | 単勝 | 3連単 (3着穴馬) | 馬連 |
中位人気馬 | 単勝 | 枠連 | ワイド 枠連 |
穴馬 | 馬連 複勝 | ワイド 枠連 複勝 | 枠連 複勝 |
要件定義 人気馬(単~2.9倍、主に1番人気) 中位人気馬(単3.0~9.9、主に2~4番人気) 穴馬(単10倍超、主に5番人気以下)
ワイドの必勝法はありますか?
はい。ワイドの場合、「単勝2頭流」の考え方が、合う可能性があります。中位人気馬-穴馬のような目(例えば3番人気-7番人気のワイド)に可能性があります。人気馬・中位人気馬は的中率を確保し、穴馬は回収率を担当する役割分担です。ワイドは3着払いですので、人気サイドの馬の人気順はやや低めが合うようです。
例えば、枠順やスタートによる紛れが生じやすい芝の1200m戦で、3番人気と7番人気のワイドを買い続けた場合、回収率は110%になります(2020年)。ただし的中率が約7%しかなく、継続に信念と根性が必要なうえ、年度を増やすとややマイナスになりますので、このまま使用できる必勝法ではありません。
ただし、単勝2頭流で説明の通り、人気馬・中位人気馬と穴馬、それぞれのセレクトは、正反対に近い人格が必要ですので、ワイドの当たりやすいイメージよりは、中上級者向けの馬券と言えます。
この項目は、今後追記を予定しています。
地方競馬の必勝法
この項目は、今後追記を予定しています。
枠連の必勝法
結論ファースト
- ワイド 中位人気馬-穴馬の組み合わせ
- 枠連 中位人気馬と穴馬がメインの枠のボックス(同枠で単勝オッズが小さい方をメインとする)
- 馬連 人気馬-穴馬の組み合わせ
- 3連単 人気馬→中位人気馬→穴馬の順番
1着↓/2着→ | 人気馬 | 中位人気馬 | 穴馬 |
人気馬 | 単勝 | 3連単 (3着穴馬) | 馬連 |
中位人気馬 | 単勝 | 枠連 | ワイド 枠連 |
穴馬 | 馬連 複勝 | ワイド 枠連 複勝 | 枠連 複勝 |
枠連の必勝法はありますか?
要件定義 人気馬(単~2.9倍、主に1番人気) 中位人気馬(単3.0~9.9、主に2~4番人気) 穴馬(単10倍超、主に5番人気以下)
はい。枠連の長所は、人気薄を少ない点数で押さえられる点です。そのため、何らかの指標で荒れる可能性が高いレースをピックアップし、高配当を多点買いする方法が考えられます。具体的には、中位人気馬がメインとなっている枠、穴馬がメインとなっている枠のボックス買い(中位‐中位、中位‐穴、穴‐穴)に妙味がありそうです。
例えば2021年のエリザベス女王杯が荒れると判断した場合、2・3・4・5・6・7・8枠のボックス(すべて買うと21点)が候補です。結果は、枠連3-8で2610円でした。
この項目は、今後追記を予定しています。
馬連の必勝法
結論ファースト
- ワイド 中位人気馬-穴馬の組み合わせ
- 枠連 中位人気馬と穴馬がメインの枠のボックス(同枠で単勝オッズが小さい方をメインとする)
- 馬連 人気馬-穴馬の組み合わせ
- 3連単 人気馬→中位人気馬→穴馬の順番
1着↓/2着→ | 人気馬 | 中位人気馬 | 穴馬 |
人気馬 | 単勝 | 3連単 (3着穴馬) | 馬連 |
中位人気馬 | 単勝 | 枠連 | ワイド 枠連 |
穴馬 | 馬連 複勝 | ワイド 枠連 複勝 | 枠連 複勝 |
馬連の必勝法はありますか?
要件定義 人気馬(単~2.9倍、主に1番人気) 中位人気馬(単3.0~9.9、主に2~4番人気) 穴馬(単10倍超、主に5番人気以下)
はい。馬連もワイドと同様、「単勝2頭流」の考え方が、合う可能性があります。人気馬-穴馬(単勝オッズ10倍以上)のような目に可能性があります。人気馬は的中率を確保し、穴馬は回収率を担当する役割分担です。馬連は2着払いですので、人気サイドの馬の人気順はやや高めが合うようです。
例えば、枠順やスタートによる紛れが生じやすい芝の1200m戦で、1番人気と9番人気の馬連を買い続けた場合、回収率は111%になります(2020年)。ただし的中率が約1.6%しかなく、継続に信念と根性が必要なうえ、年度を増やすとややマイナスになりますので、このまま使用できる必勝法ではありません。
ただし、単勝2頭流で説明の通り、人気馬と穴馬、それぞれのセレクトは、正反対に近い人格が必要ですので、ワイドの当たりやすいイメージよりは、中上級者向けの馬券と言えます。
この項目は、今後追記を予定しています。
3連単の必勝法
結論ファースト
- ワイド 中位人気馬-穴馬の組み合わせ
- 枠連 中位人気馬と穴馬がメインの枠のボックス(同枠で単勝オッズが小さい方をメインとする)
- 馬連 人気馬-穴馬の組み合わせ
- 3連単 人気馬→中位人気馬→穴馬の順番
1着↓/2着→ | 人気馬 | 中位人気馬 | 穴馬 |
人気馬 | 単勝 | 3連単 (3着穴馬) | 馬連 |
中位人気馬 | 単勝 | 枠連 | ワイド 枠連 |
穴馬 | 馬連 複勝 | ワイド 枠連 複勝 | 枠連 複勝 |
3連単の必勝法はありますか?
要件定義 人気馬(単~2.9倍、主に1番人気) 中位人気馬(単3.0~9.9、主に2~4番人気) 穴馬(単10倍超、主に5番人気以下)
はい。馬券を買うのはサラリーマンが多く、1クラ辺りの投資額の限界は、3~5千円程度(30~50点買い程度)ではないでしょうか? すると、それぞれの人が別の買い方で攻めたとしても、穴馬が絡む目は、オッズが甘くなる可能性があります。ただし、3連単は点数が膨大ですので、1、2着は人気馬・中位人気馬、3着が穴馬という組み合わせでも、高配当となります。
例えば、枠順やスタートによる紛れが生じやすい芝の1200m戦で、1番人気-2番人気-10・11・12番人気の3連単を買い続けた場合、回収率は169%になります(2020年)。ただし的中率が約2.3%しかなく、継続に信念と根性が必要なうえ、年度を増やすとややマイナスになりますので、このまま使用できる必勝法ではありません。
この項目は、今後追記を予定しています。
オッズを使った必勝法
この項目は、今後追記を予定しています。
競馬新聞だけで勝つ方法
この項目は、今後追記を予定しています。
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