詐欺の手法を指摘 「レジまぐ」「競馬のミカタ」で評判のよいおすすめは?
最大800名の読者を抱えたこともある、レジェンドとも呼べる競馬予想メルマガが「競馬データぶろぐ。」です。売上は総額2億円にも達すると言われ、メルマガスタンドのレジまぐの屋台骨です。この記事では、「競馬データぶろぐ。」の回収率・的中率などを客観的に検証いたします。
メルマガ「競馬データぶろぐ。」の回収率
メルマガ「競馬データぶろぐ。」の通算の回収率・的中率の数値を見てゆきます。集計は、レジまぐが2016年8月に開始した、買い目登録による審査システムによるものです。
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- トータル回収率 46.42%
- トータル的中率 25.00%
2016年8月こそ、回収率は100%を超えましたが、その後は不調期に入ります。しかし、2017年春から調子を上げてきています。
続いて「競馬データぶろぐ。」の2016年以前の回収率を見てゆきます。
2016年
的中率20%(127-26)
回収率59.2%(1898.3/3207)
2015年
的中率18%(126-23)
回収率62%(9767.5/15664)
2014年
的中率26%(123-32)
回収率137.3%(20071/14612)
2013年
的中率21%(114-24)
回収率129.5%(8619.9/6658)
2013年に関しては、「最終盤で投資額をつり上げ、阪神カップの的中で帳尻を合わせただけ」という批判的な口コミも存在します。私自身もメルマガ(マネードラゴン馬券塾)を発行しており、読者の立場にたてばコンスタントに的中を重ね楽に逃げ切るのが理想ということはよく理解しています。しかし、現実はなかなか甘いものではなく、最終盤に穴を狙い、帳尻を合わせるというのは、勝負事の世界ではやむを得ない面があるでしょう。
2014年に、「競馬データぶろぐ。」は、3連単を導入しています。3連単は、諸刃の剣です。的中時に回収率が跳ね上がる反面、連続不的中が発生しやすく、扱いが難しい馬券です。簡単に言えば、2014年は3連単の良い面が出て、2015年には悪い面が出たといえます。しかし、2016年の回収率も59%に留まったことから、予想理論の手直しが必要なことは明らかです。
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メルマガ「競馬データぶろぐ。」は悪徳予想なのか?
「競馬データぶろぐ。」に関しては、ネット上の掲示板などで不評も多く聞かれます。この不評は、基本的には、購読者が1ヶ月あるいは数ヶ月間、買い続けてもプラスにならなかったというところに原点があります。しかし、レジまぐが全メルマガの回収率の集計を開始した2016年8月以前に、発行メルマガのトータル回収率を明示していたメルマガはごくわずかです。その点で、「競馬データぶろぐ。」は、回収率を公表していたからこそ叩かれ続けているという面はあります。
メルマガ「競馬データぶろぐ。」発行者の正体は?
レジまぐ公式ブログは、競馬データぶろぐ。の発行者にインタビューを行ったことがあります。
- 高校生の頃、友人の父親の影響で、競馬に興味を持った。レースVTRを繰り返し見つつ、気づいたことを紙やノートにまとめていった。
- レジまぐから競馬予想メルマガの配信を開始。退職し、予想業に専念。睡眠時間を削ってでも分析を続け、毎号1万字の分量のメルマガを発行。
- 数年前のレースでも、1着から18着まで覚えていることもあり、血統もかなり記憶している。
- 「絶対に他のサイトには負けないために、これ以上やれないくらい競馬を研究しています。これ以上は一睡もしない以外ない」
以上から専業の予想者であることが分かります。現状で、以下のような問題点があるように思います。
(1)競馬予想の判断材料となるデータが多すぎるのではないか?
筆者は未勝利戦を中心とした予想をメルマガ形式で発行しています(創刊から3年連続プラス決算)。予想の際には、場合によっては、わずか7か8の要素で、本命馬が決まることもあります。これは、結果に対する要素ごとの影響度をおおむねつかんでいることから来ます。「競馬データぶろぐ。」は、1万字のメルマガから想像できるように、検討要素が多すぎ、その比重が確定されていない問題を抱えている可能性があります。
(2)券種の固定がされていない。
「競馬データぶろぐ。」は、2017年のヴィクトリアマイルで、以下のような予想を配信しています。
- ◎ミッキークイーン
- ○ジュールポレール 7番人気3着
- ▲ソルヴェイグ 9番人気5着
- ☆デンコウアンジュ 11番人気2着
わずか4頭の推奨で、大穴を開けたデンコウアンジュを取り上げたのは素晴らしいですが、レース後にワイドの万馬券や複勝1580円を指定しなかったことを悔いても、後の祭りです。券種は自動的に決まるように固定しておくべきです。
メルマガ「競馬データぶろぐ。」はなぜ売れ続けるのか?
以上見てきたように、「競馬データぶろぐ。」は、2017年に入り復調の気配があるとは言え、ここ数年不調が続いています。それでもレジまぐのなかでは、売上12~14位付近を維持しています。これはなぜなのでしょうか?
実はメルマガの読者の中には、自分で1から10まで、自分で買い目を出したいという層があります。そのような層は、仮に連戦連勝でも、買い目のみが掲載されたメルマガは購読しません。「競馬データぶろぐ。」が現在も根強い人気を維持している背景には、毎号1万字を超える、重賞分析の圧倒的な分量が大きいでしょう。
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