ダートから芝替わり、芝から初ダート馬の狙い方

マネードラゴン馬券塾
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ダートから芝替わり、芝から初ダート馬の狙い方を説明します。

筆者 競馬メルマガを8年発行。2022年はNHKマイルまでにGⅠを5勝。

ダートから芝替わりは、儲からなくなった?

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ダートから芝替わりは、力のいるダートから、軽い芝へスイッチすることで、好走を促すものです。データはどうなっているのでしょうか?

前走馬場状態勝率複勝率単回値複回値
芝→芝8.0%23.9%7875
ダ→芝2.8%9.5%5161
2020~ 2021年

ダートから芝替わりの好走パターンは、非常に有名ですが、過去2年間の数値をみると、非常に厳しいものになっています。なぜなのでしょうか?

いまから10年前、2010年のデータを見てみます。

前走馬場状態勝率複勝率単回値複回値
芝→芝7.6%22.7%6878
ダ→芝3.3%10.2%10081
2010年

驚くことに、芝替わりの馬の単勝回収率は100に達します。芝替わりの馬を全て買っても、損をしなかった計算です。現在、芝替わりの馬をすべて買うと、お金は半分に減ります。これは劇的な変化です。

お察しの通り、競馬ファンにダートから芝替わりが浸透し過ぎ、過剰に買われるようになったことが要因です。そのため、ほかの要素を盛り込み、いかに厳選するかが重要です。

ダートから芝替わりはどのように狙うべきか?

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ベタで狙っては資金が半分になる、ダートから芝替わりは、どのように狙うべきなのでしょうか?

前走馬場状態勝率複勝率単回値複回値
芝→芝8.0%23.9%7875
ダ→芝2.8%9.5%5161
2020~ 2021年

もっとも確実かつ、手早い方法は、上位人気に絞ることです。オールドファンには、競馬専門紙が作る人気馬というと抵抗がある方もいるはず。

しかし、現在の競馬専門紙は、競争が激しくファンの目が厳しくなっており、本紙予想担当者は、かなり正確な印を打つ傾向です。

前走馬場状態勝率複勝率単回値複回値
芝→芝18.7%47.9%7981
ダ→芝17.2%37.4%9682
2020~ 2021年 1~4番人気

このように、1~4番人気に絞るだけで、回収率は劇的に改善します。競馬新聞の本紙担当者は、パドック解説を担当できる人材(馬サブロー 関東古馬本紙加藤剛史など)も多く、芝向きの馬体や、芝向きの走りについては、SNSで人気の野良予想家?と比べても、相当しっかりとした判断力を持っています。

通常芝の適性の判断には、馬体の確認(芝で重要な後肢にもしっかり筋肉がついているかなど)、走法の確認、血統の確認(軽い芝に強い日本型血統かどうかなど)、厩舎側の自信度の確認など、手間がかかります。

この過程が面白いという意見も分かるのですが、外注(外部の専門家に任せる)してしまうのも手です。その場合、高額な予想を購入する必要はなく、500円の競馬新聞が、もっとも的確です。

初芝(芝替わり)の馬を狙う場合は、単純なようですが、1~4番人気を得ている馬を狙うことが、シンプルながら破壊力のある方法論です。

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1~4番人気に推された初芝の馬を狙うとしても、多少の取捨選択をし、回収率100越えを狙いたいですよね?

その場合、つぎの3つの要素に気をつけます。

  • ほかの人気馬に明確な弱点(消せる要素)はあるか?
  • 芝が得意な厩舎かどうか?
  • 馬の負担軽減要素がほかにもあるか?

ほかの人気馬に明確な弱点(消せる要素)はあるか?

上位人気4頭は、年間で3着馬までの実に約50%も占めています。競馬予想の基本的なプロセスとして、まず上位人気4頭を検討することは、効率化や的中率を考えると、有効なメソッドです。

すると、初芝(芝替わり)の馬を除いた、その他の3頭に明確な弱点があることが、初芝の馬を狙ううえで重要です。

弱点とは「持ち時計(スピード指数)が低く、逆転されても驚けない」「逃げての実績しかない」「スタートダッシュが悪いのに、後方で動けなくなりやすい内枠を引いた」「激流となる短距離を久々で走る」「気性が悪いにもかかわらず内枠を引いた」「(厩舎にもよるが)出走手当稼ぎが多い詰めたローテである」などです。(この辺がまだピンと来ない方は、メルマガ購読がおすすめ)

芝が得意な厩舎かどうか?

厩舎には、芝が得意な厩舎とダートが得意な厩舎があります。

  • 芝が得意 友道、国枝、手塚、斉藤崇、藤岡健、杉山晴、高野、安田翔厩舎など。
  • ダートが得意 寺島、西村、藤原英、松永幹、吉岡、村山厩舎など。

このほか、中内田厩舎はじめ、芝・ダートに成績差のない厩舎もあります。

芝が得意な厩舎は、かんたんに言えば、ゆっくり出して最後の1ハロンでビュンと加速する調教が得意です。ダートが得意な厩舎は、前肢に筋肉をつけるような、飼い葉や調教が得意です。

初芝(芝替わり)の馬を狙う場合、ダートが得意な厩舎はやや狙いが落ちます。ダートで行き詰まり、芝を使ってみようという構えでは、激戦を勝ち抜けません。

逆に、芝が得意な厩舎が芝向けに育ててきた馬で、脚元がまだ心配なためダートを使ってきたというような場合、確度が高い勝負パターンとなります。

馬の負担軽減要素がほかにもあるか?

初芝(芝替わり)というのは、芝に適性がありそうな馬を芝に降ろす以外に、馬の負担感を軽くし、激走を促す目的があります。

したがって、初芝(芝替わり)以外にも「斤量の減少」「坂のない競馬場になる」「直線が短くなる」「ブリンカーをつけ、周囲の馬からのプレッシャーが減る」「枠が外になり楽になる」といった要素があると心強いです。(この辺がまだピンと来ない方は、メルマガ購読がおすすめ)

坂が緩くなるのは、主に中山からほかの競馬場への転戦。直線が短くなるのは、主に東京・阪神・新潟(外回り)・中京からほかの競馬場への転戦です。次のページでかんたんに分かります。

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初芝(芝替わり)の馬を狙う場合、1~4番人気の馬を狙うだけで、こまかな血統や馬体の確認などから解放され、コスパ良く、収益につなげられます。ほかの要素も多少見ておくと、さらに自信度が上がるはずです。

ダートから芝替わり 予想サンプル

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2022年NHKマイルの日のメトロポリタンSです。サクラアリューリュは芝替わりです。

オッズから常識的に切った方も多いと思いますが、ダート重賞5着があり、10頭立てということもありヒモに加えた方もいたのでは?

しかし、ここは10番人気という点から、馬体、走法、血統、時計などが、専門家目線で劣るという判断です。わざわざ馬体や走法の確認をしなくとも、狙いは下がります。

人気馬を見ても、リステッド競走ながら、重賞好走歴がある馬に福永やレーンが騎乗します。厩舎を見ても、サクラアリュールの村山厩舎はダートが得意。よって、少頭数なので、8~5着を狙い賞金をくわえてくれば御の字という出走意図と判断できます。

JRA直線・坂の意図を見抜ぬき穴馬券を獲る方法!を読んでいただいた読者の方なら、東京コースは強者選抜のコースなので、輪をかけて福永やレーンの馬が飛びにくいと判断できたはずです。

結果は、レーンと福永の馬が上位を占め、初芝のサクラアリュールは、残念ながら10着。しかし、オープン競走なので、10着でも2%の出走奨励金が出ます!

その額は実に52万円(サラリーマンの給料の倍!)。サクラアリュールは、1頭も交わすことなく、月の預託料(平均70万円)の約7割を、2分半で稼ぎ出しました。この辺も競馬の面白いところです。

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2022年NHKマイルの日の中京5Rです。ヴィレッタカズマは芝替わりです。

4番人気以内に推されていますので、競馬新聞の専門家から見て、馬体、走法、時計や厩舎の勝負度は、別途確認の必要はありません。

ほかの人気馬に明確な弱点(消せる要素)はあるか?

  • 10番 2~3着が続き、じり脚で勝ち切れないが、複勝圏の1枠は獲りそうな戦績。
  • 13番 1秒以内の差が続き、デビュー4戦目の上がり目が考えられる。
  • 11番 緒戦はかかって大敗も、2戦目で変わる可能性がある。

10番に複勝圏の1枠は奪われると見てよく、11番か13番が時計を縮めれば、もう1枠も取られる可能性があり、芝替わりのヴィレッタカズマは、やや劣勢と言えます。

芝が得意な厩舎かどうか?

ヴィレッタカズマは、ダート・芝ともこなす厩舎で、問題はありません。

馬の負担軽減要素がほかにもあるか?

ダートでは内目の枠で揉まれてきましたが、今回外枠を引き、BLも着用。精神的に楽になることが期待できます。なお、馬体は12キロ減で、陣営は勝負仕上げ。

以上を見ると、10番に複勝枠を1つ取られたとして、もう1枠も、11番か13番との奪い合いになり、りそう。結論としては、買っても複勝です。

結果が、非常に惜しい4着。今回は、ほかの人気馬(1~4人気)が粒ぞろいであったことが、ヴィレッタカズマの敗因です。しかし、予想プロセスは、理解できたのではないでしょうか?

未勝利戦予想に興味がある方は、メルマガもご活用ください。

芝からダートは替わりは、いまも狙える馬券なのか?

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芝からダートから替わりは、ダート適性を試す場合や、層が少し薄くなるメンバーと戦わせ、着順を上げることが目的です。データはどうなっているのでしょうか?

前走馬場状態勝率複勝率単回値複回値
芝→ダ5.6%15.8%8971
ダ→ダ7.4%22.3%6974
2020年~2021年

ダートから芝替わりの数値は、上で紹介したように散々なものでしたが、芝からダート替わりは、単勝回収率が優秀です。

多くの競馬ファンは、芝替わりについては、負担が軽そうな気がして買うものの、ダート替わりについては、なぜ好走するのかが理解しづらく、買い控えがあるのかも知れません。

いまから10年前、2010年のデータを見てみます。

前走馬場状態勝率複勝率単回値複回値
芝→ダ5.6%15.5%7570
ダ→ダ7.3%22.1%6777
2010年

なんと、芝替わりとは逆に、ダート替わりは、以前の方が馬券成績は悪かったことが分かります。これは、分析が難しいのですが「ここ10年の間に、厩舎はダート替わりで走らせるノウハウを得ているが、ファンがそれに追いついていない」と言えるかもしれません。

結論としては、ダート替わりは、単勝なら無条件で狙ってよいとなりますが、的中率が5.6%と低く、買い続けるのはストレスになります。

そこで、単勝1~4番人気に絞ってみます。

前走馬場状態勝率複勝率単回値複回値
芝→ダ16.4%38.8%8178
ダ→ダ18.6%47.8%7581
2020~ 2021年 1~4番人

すると、芝替わりとは異なり、単勝回収率の数値がダウンします。

  • 芝替わり …4番人気までの馬に絞ることで、単勝回収率が96という高水準に達する。
  • ダート替わり …4番人気までの馬に絞ることで、単勝回収率が81に落ちる。

これは、どういうことかというと、ダート替わりは人気薄の馬が激走している。つまり競馬新聞の記者が見抜けないような激走パターンを、ここ10年で厩舎側が開発していると判断できます。

ページは後半に続きます。

芝からダート替わりはどのように狙うべきか?

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芝からダート替わりは、競馬新聞の記者でも見抜けないノウハウを厩舎側が持っているということになります。

すぐに思いつくのは、外厩が1枚かんでいるのではないかということです。前述のように、人気薄の馬がダート替わりで走るケースが増えたのは、ここ10年のできごと。ここ10年に起きた大きな変化と言えば、外厩の台頭です。

現在大手の外厩では、JRAの厩舎以上の調教施設を持っています。

外厩経由の馬というデータは取るのが難しく、ここでは多くの馬が外厩を経由している中10週以上のデータを取ってみました。

前走馬場状態勝率複勝率単回値複回値
芝→ダ5.6%14.2%9672
ダ→ダ6.1%18.1%7477

すると予想通り、単勝回収率の数値はかなり良くなります。ただ、勝率が低いですので、実際に購入する場合は長期戦になることは、踏まえておいてください。

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人気順があてにならない初ダートの馬を狙う場合、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか?

筆者が8年間に渡り発行している、マネードラゴン馬券塾(メルマガ)を通じて、次のような点に注意することが有効だと分かっています。

  • 上位人気4頭に弱点があること。
  • 牡馬であること。
  • 外厩を経て、ダート向けの再調教を施していること。
  • 前進気勢が強ければ、多少の気性難は問題ない。
  • 芝で先行できるスピードを見せているが、切れ負けしていること。
  • ダートを得意とする厩舎であること。
  • 砂を被らない外枠を引いたこと。

ダートはGⅠがわずか2つしかないように、全体のレベルが低めでです。そのためダート替わりは、高校生と走っていた人が、初めて中学生に混ざって走るような部分があります。

しかし、全馬が前半から飛ばし、バテ比べ(バテ方が少ない方が先着)になることが多く、芝とは違った厳しさがあります。そのため、精神や肉体的に強度のある牡馬を狙うのが鉄則です。なお、前へ前へという前進気勢が求められ、スピードを抑える要素が少ないため、気性が多少悪くても、差し支えありません。

表現が難しいのですが、ダート馬たちは、体格が良い不良軍団の中学生ようなイメージです。彼らを蹴散らして連勝街道を築いたホクトベガは、女番長のような馬だったのです。

ホクトベガ
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ダート馬に必要な前肢の筋肉が重厚で、はち切れんばかりです。男馬でも、ホクトベガには威圧感を感じたかもしれません。

ダートはダートなりに1つの世界があり、走りを鍛え上げたメンバーがそろいます。そのため、芝で先行できる程度のスピードは欲しいですし、ダート馬育成が得意な厩舎が望ましいです。ただし、ギアチェンジ要素は少ないため、芝の直線で加速できない馬でも大丈夫です。

最後にダートの特徴の1つが砂を被ること。馬場の外目を回れる外枠を引くとかなり有利になりますし、芝でスピードを見せているのが必要なのは、先行がベターだからです。

芝が上品なスポーツだとすると、ダートは喧嘩のスポーツ。プロレスラーのような筋骨隆々の馬たちに交じって勝負するには、彼らを出し抜くスピードや強い気性、そしてパワーも必要です。

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芝からダート替わり 予想サンプル

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2022年NHKマイルの日の立川特別です。チャロアイトはダート替わりです。

  • 上位人気4頭に弱点があること。 …×上位人気に東京巧者がそろい、レーン騎乗や20kg以上絞ってきた馬もいる。
  • 牡馬であること。 …×
  • 外厩を経て、ダート向けの再調教を施していること。 …〇山元トレセンを経由しています
  • 前進気勢が強ければ、多少の気性難は問題ない。 …〇芝2勝クラスでも前へ行けており、かかり気味に走るなど、気性は強い方。
  • 芝で先行できるスピードを見せているが、切れ負けしていること。 …〇1勝クラスを上り9位で勝ったように、切れ負けしておりダートに向く可能性はある。
  • ダートを得意とする厩舎であること。 …〇池上厩舎は、芝ダート双方をこなす。
  • 砂を被らない外枠を引いたこと。 …〇

レースは岩田望騎手が好スタートを決め、注文通り砂を全く被らない逃げ。しかし、直線はダート歴戦の牡馬に襲いかかられ、失速してしまいました。

芝でスピードを見せていた勝ち気な馬が外枠を引き、注目したファンも多く、馬券は売れましたが14着。初芝のところでも説明しましたが、上位人気4頭に脆弱性があるというときが、初芝や初ダートが決まるタイミングです。

馬券の実戦では、重要なポイントとなりますので、ぜひ注意してみてください。

未勝利戦での初芝、初ダート馬は、マネードラゴン馬券塾(メルマガ)を通じて、予想を公表していますので、登録してみてください。

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