
Q 阪神ダート1800mの特徴、有利な馬や枠順、得意な騎手は?
筆者 AI×レース観察「初ダ・未勝利・長距離・GⅠ」に強いマネードラゴン投資馬券塾を主催。2025年、年始から2月1週までの全週でプラス決算のパーフェクト達成。
2025アンタレスS
7タイトニット 騎乗姿勢が良い坂井瑠星騎手。枠もよくコース的に差す競馬ならさらに。
9ヤマニンウルス 脚が溜まりイメージ以上にコースに強い武騎手。
3ミッキーヌチバナ 少し馬が足らないが、このコースではピーク時同様の成績を見せるMデムーロ騎手。
5ホウオウルーレット ペースが上がれば追込が効く馬。

(コース画像 JRA公式サイト)
東京 | 芝1600 | 芝1800 | 芝2400 | |
京都 | 芝1200 | 芝1600外 | 芝1800 | |
京都 | 芝2000 | 芝2400 | 芝3000 | |
中山 | 芝1200 | 芝1800 | 芝2000 | 芝2200 |
阪神 | 芝1400 | 芝1600 | 芝2000 | 芝3000 |
中京 | 芝1400 |
阪神ダート1800mの予想例


◎1サンダーユニバースは、前走は前々で速い上がり。2回坂がある阪神の経験値では6番に譲りましたが、上がり目から勝ち負けが予想されました。
配信したメルマガでは、「前走はスローとはいえ、前に行った割には上りは速く、相手が悪かったレース。今回人気馬がスタート下手で、道中か4角で外に出すシーンはあり、距離損あり。◎はブリンカー装着で逃げる公算で、距離ロスなく運べば、鞍上(モレイラ)が速めの上りでまとめるはずで馬券圏内はある」とありました。
結果は、◎1が2着。このレースでは前々で速く上がれそうな◎のほか、強力な差し脚を持つ5・6の3頭が有力で、3連単3320円を的中し、401%の回収率を記録しました。

阪神ダ1800mが得意な騎手、有利な枠

コース×騎手の統計は、多く出回っていますが、そのコースに年に数日しか乗らない騎手もいるなど、統計分母数が小さくなり処理できる方は少ないです。下は過去8年のデータを信頼性(再現性)に注意して分析しました。
騎手名 データ信頼性(%) 複勝 率 (%) 回収率 (%)
松山 弘平 100 37 91
川田 将雅 100 60 95
武 豊 90 44 96
藤岡 佑介 70 34 125
M.デムーロ 60 51 95
吉田 隼人 50 39 127
騎乗姿勢がよく、道中馬に負担をかけないタイプの騎手がそろいました。ただし同タイプのルメール騎手は、このコースでの成績は今ひとつで、数少ない苦手ジャンルかも知れません。
逆にそこまで騎乗姿勢が良くはないMデムーロ騎手は、十分な数値。ここ数年に限定しても高い数値を維持しており、昔の良いときのMデムーロ騎手のイメージで見ても構いません。セラフィックコールにまたがりJRAアニバーサリー(3勝クラス)を勝ちオープンに導いたのも阪神ダ1800でした。
続いて枠順です。枠順データを処理するコツは、枠を8つに分けて見ないこと。1つの枠あたりの統計分母数が落ち、信頼度が低いデータになります。また同じ内枠でも、小頭数(~10頭)と多頭数(15頭~)では全く意味が異なり、ここは統計分母数に気を配りつつ、分けるべきです。
頭数 枠 複勝 率 (%) 回収率 (%)
少頭数 内枠 28 69
少頭数 中枠 35 86
少頭数 外枠 33 79
中頭数 内枠 23 69
中頭数 中枠 24 69
中頭数 外枠 26 76
多頭数 内枠 17 64
多頭数 中枠 20 82
多頭数 外枠 20 78
枠順はおおむねフェアですが、中枠ついで外枠は有利と言えます。コーナー部分が少ないコースのため、内ピッタリを回っても距離得は少なく、砂を被る、プレッシャーを受ける、進路が開かない等の不利があります。
阪神ダート1800mの意外なデータ(回収率が高い)
・差し追込馬が強い
・馬場が悪くなるほど後方有利
・積極的に前へ出る騎手も強い
差し追込馬が強い
脚質 | データ件数 | 複勝率 (%) | 複回値 (%) |
逃げ | 328 | 40.9 | 66.7 |
先行 | 615 | 50.7 | 77.2 |
差し | 640 | 52 | 88.1 |
追込 | 381 | 56.2 | 104 |
阪神ダート1800mの脚質データは、何も考えずに取得するとつかみどころがないものとなります。これは、力が劣り後方をついて回る馬も含んでしまうからです。1~4番人気に絞れば、後方有利は明確です。
未勝利戦では、差しを覚えていない馬が大半で、差し有利のデータは出にくいですが、未勝利を含めて上のデータとなります。つまり、未勝利戦でも2度の坂が厳しく前が止まり、上のクラスに行くと自力で差す馬の天下となります。
ただし、前々で速い上がりを使える馬が勝ち切ることも少なくなく、上のクラスに行くほど、この傾向はみられます。
馬場が悪くなるほど後方有利
馬場状態 | データ件数 | 複勝率 (%) | 複回値 (%) |
良 | 664 | 52.6 | 89.7 |
稍重 | 189 | 53.4 | 96.4 |
重 | 100 | 57 | 104.9 |
不良 | 68 | 58.8 | 113.7 |
上は、1~4人気の差し・追込馬の成績です。稍重、重、重に近い不良では、砂が固まり走りやすくなるため前が残るように感じるかも知れませんが、逆の結果が出ています。
これは、「砂が固まることで速い上がりが出るため、より一層差し競馬となる」または「時計が速すぎて前がキツい」のどちらかが背景にありそうです。
一方不良馬場のなかでも水が浮く田んぼのような状態では、上りが出ないため、差し追込馬は厳しくなります。不良馬場は、さらに2か3段階に分けるべきではとの声が出るほど幅がありますので、重に近いのか、田んぼ状態なのかを常に意識することが重要です。
積極的に前へ出る騎手も強い
騎手 | データ件数 | 複勝率 (%) | 複回値 (%) |
川田 将雅 | 132 | 62 | 86 |
松山 弘平 | 275 | 39 | 97 |
上は、阪神ダート1800mで勝ち鞍が多い騎手です。複勝回収率も十分な数値です。3名とも、積極的に先行して粘るタイプですが、後方有利の阪神でも、こういった騎手は結果を残しています。
これは、冒頭から何度か繰り返しているように、力上位の馬なら先行して押し切ることも多く、上のクラスに行くほどこの傾向は強まります。特に単勝では、強い先行馬の回収率が高いです。
阪神ダート1800mでは、連軸という考え方ならおおむね後方待機馬で構いませんが、単勝を狙う場合には、先行馬にも注意が必要です。
コース攻略は、メルマガ マネードラゴン馬券塾もご確認ください。下は最近の成績です。
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