京都芝1200mの特徴、有利な馬や枠順、得意な騎手は?

マネードラゴン馬券塾
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Q 京都芝1200mの特徴、有利な馬や枠順、得意な騎手は?

筆者 AI×レース観察「初ダ・未勝利・長距離・GⅠ」に強いマネードラゴン投資馬券塾を主催。2025年、年始から2月1週までの全週でプラス決算のパーフェクト達成。

2025オーシャンS
一貫して脚が使えるうえ、ある程度上りが使える、内から中枠の馬。また器用な馬・騎手が有利なコースです。阪神実績を軽視。
注意すべき馬
・3 ステークホルダー 中山開幕週実績あり
・8オフトレイル 追込だが器用なところあり
・10ウインモナーク 中山実績ありかなり器用
・11 ママコチャ 気ムラだが能力は確か

京都芝1200mの傾向と攻略法は? A隙のない差し馬が狙い目です。テン、上りだけ速くても通用せず、全体をハイラップで走れる馬向け。向こう正面は後方待機勢が楽、直線は先行勢が楽というバランスだが、上のクラスは差しが優勢。

 京都芝1200mの傾向と攻略法は?

A はい。まず距離的な特性からラップが緩まないため、テンが速いだけ、上りが速いだけといった馬は勝負にならず、一貫して速い流れに乗れることが条件です。

コースは独特で、3コーナーに山があるため、上って・下って・平坦という異例の形状。そのため、阪神・小倉・新潟好走馬が1番人気になり敗れるケースがよくあります。なお、中京好走馬はは相性が良く狙えます。

脚質は逃げ以外、枠は外枠以外(内枠・中枠)が有利です。

向こう正面は坂で前の馬が苦しく、直線は平坦で差したい馬が苦しいというバランス。データを見ると、上のクラス(3勝以上)は差し馬がやや優勢。しかし、向こう正面の坂が効き前がバタバタになるのか、下のクラス(2勝以下)は追込馬がやや優勢です。

また、幅員(横幅)が広いコースで仮柵を移動しABCDコースを使い分けるため年間を通じて馬場が良く、馬場の良いところを距離損なく回れる内枠・中枠が有利です。

(コース画像 JRA公式サイト

東京芝1600芝1800芝2400
京都芝1200芝1600外芝1800
京都芝2000芝2400芝3000
中山芝1200芝1800芝2000芝2200
阪神芝1400芝1600芝2000芝3000
中京芝1400
東京ダ1300東京ダ1400東京ダ1600
京都ダ1200中山ダ1200阪神ダ1800
中京ダ1800福島ダ1150

京都芝1600mの予想例

引用 競馬ブック(2024年1月28日)
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重賞では、終始ハイラップを刻む差し馬が狙いで、阪神の好走歴が連動しないことがポイントです。

また馬場が傷みにくいため、外枠が不利になります。2024年のシルクロードSでは、京都の速い流れに中団で構えてついてゆける2番人気ルガルが、コースのイメージには近いです。

引用 競馬ブック

ルガルの前走が、「34.3-33.3」と前半後半の差を1秒にまとめて重賞で2着したのに対し、1番人気アグリは3走前に「35.0-32.4」と前半後半が2.6秒も差がある、終いに特化したレースで重賞を2着しています。

しかも、「実績は阪神」「今回外枠」と分が悪いと言えます。

京都芝1200mが得意な騎手、有利な枠

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コース×騎手の統計は、多く出回っていますが、そのコースに年に数日しか乗らない騎手もいるなど、統計分母数が小さくなり処理できる方は少ないです。下は、過去12年のデータを信頼性(再現性)に注意して分析しました。

騎手名 データ信頼性(%) 複勝率 (%) 回収率 (%)
和田 竜二 42 26 79
浜中 俊 34 30 78
岩田 康誠 32 31 86
北村 友一 27 28 91
国分 優作 24 18 147

施行回数がそこまで多くないコースのため、12年と長めの期間を設定しました。騎手から傾向をつかむのはなかなか難しいですが、「馬群をさばくのが上手い騎手」「後方にいても向こう正面で動くことがある騎手」が上位となっています。

類推できるのは、馬も「馬群縫うのが得意」「マクリ実績」という点に注目が必要です。

枠順の分析はすぐ下の「意外なデータ」をご覧ください。

京都芝1200mの意外なデータ(回収率が高い)

  • 外枠が不利
  • 阪神好走の馬は不振 中京はOK
  • 特別戦や重賞が組まれる上のクラスでは強い差し馬が軸(人気下位は先行)

外枠が不利

枠順データ件数複勝率 (%)複回値 (%)
内枠18843.191.2
中枠(3~6枠)38741.380.6
外枠24435.267.1
過去8年(1~5人気)

京都コースは、直線は「やや長い」程度で、面積が大きなコース(通称大箱)ではないのですが、コースの横幅(幅員)は大きく取れています。そのため、通常のAコースのほか、徐々に仮柵を外に移動し、BCDコースまで設定可能で、馬が殺到する内側の芝を使い分けるため、芝が傷みにくくなります。

芝が良い場合、内目を距離損なく進むことが有利ですので、外枠は不利となります。

なお、データ解析のテクニックとして、穴目の配当でデータが狂いやすい単勝よりは複勝で見る方がよいです。競馬雑誌や競馬書籍では、「ベタ買いでプラス」に見せたいため、単勝の数値を使いたがりますが、再現性が高く馬券に生かせるのは複勝式です。

阪神好走の馬は不振 中京はOK

前走競馬場データ件数複勝率 (%)複回値 (%)
京都6952.292.6
中京1952.686.8
阪神5742.170.5
小倉2240.968.2
中山3125.856.8
新潟1323.147.7
福島1216.736.7
過去8年(1~5人気)

下は、各競馬場で1~2着した馬が、京都1200m芝に出走してきた場合の成績です。京都コースから転戦の馬は当然成績が良いのですが、阪神コースから転戦の馬は不振です。全体として、中京コースとの関連性は信頼できますが、ほかは信頼度が低くなります。

ときどき京都1200芝は1番人気を外せという人がいますが、実は阪神実績で人気になった着順のきれいな馬が飛びやすいからだと言えます。

阪神コースとの相性が悪いのは、設計段階で、近くにある競馬場とは、大きな差が出るようにし、人気馬の連勝を防ぐためだと考えられます(あるいは、様々な厩舎・生産者に平等に賞金を配当したい)。東京・中山は、誰が見ても極端に毛色が違う競馬場ですが、阪神・京都にも同じことが言えます。

特別戦や重賞が組まれる上のクラスでは強い差し馬が軸

脚質データ件数複勝率 (%)複回値 (%)
逃げ4932.768.8
先行10236.376.8
差し8542.486.5
追込3330.371.8
過去8年(1~5人気)

京都芝1200mでは、特別戦や重賞が組まれる3勝クラス以上では強い差し馬が有利です。3コーナー以降の下り坂は、差し馬のスパートを後押ししますので、速い上りを繰り出しやすいことによります。

ただし、同じ3勝クラス以上でも、決め手を持たない中下位人気の馬は、先行で結果を残しています。

一方2勝クラス以下では、強い追込馬が有利ですが、中下位人気では逃げ馬が結果を残しています。馬の能力が低めのクラスですので、激しいアップダウンで、直線での脚色が全馬衰え、逃げ馬が交わされずに済んだり、強い追込馬が一気に交わすシーンが想定できます。

コース攻略は、メルマガ マネードラゴン馬券塾もご確認ください。下は最近の成績です。

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東京ダ1300東京ダ1400東京ダ1600
京都ダ1200中山ダ1200阪神ダ1800
中京ダ1800福島ダ1150
東京芝1600芝1800芝2400
京都芝1200芝1600外芝1800
京都芝2000芝2400芝3000
中山芝1200芝1800芝2000芝2200
阪神芝1400芝1600芝2000芝3000
中京芝1400

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