中山芝2000mの特徴、有利な馬や枠順、得意な騎手は?

マネードラゴン馬券塾
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Q 中山芝2000mの特徴、有利な馬や枠順、得意な騎手は?

2025皐月賞
クロワデュノールの分析はこちらにアップ済み👉[春のGⅠ対応]レースVTRから「消える馬」「走る馬」を完全に見抜く簡単な方法/桜花賞挙げた2頭が激走!

筆者 AI×レース観察「初ダ・未勝利・長距離・GⅠ」に強いマネードラゴン投資馬券塾を主催。2025年、年始から2月1週までの全週でプラス決算のパーフェクト達成。

Q 中山芝2000mの傾向と攻略法は?

A はい。小回りで直線が短く、先行有利のイメージがあるかも知れませんが、坂の上り2回、下り1回で消耗するため、差し追込にも出番があり、どの脚質でも差がない、フェアなコースです。GⅠが複数(皐月賞、ホープフルS)施行されているだけのことはあります。

12.2 – 10.5 – 11.5 – 11.7 – 11.6 – 11.8 – 12.0 – 12.1 – 11.7 – 12.0

上は2024年の皐月賞のラップ。どこか(この年は前半)で速くなるものの、おおむね一貫ペースと考えてよく、騎手の腕(ペース判断、位置取りの判断)はあまり問われず、馬本位で選ぶべきコースです。上りが速く、仕上がりが良い馬を選ぶことが基本です。

年間を通じてみれば枠順はフェアに見えますが、芝の状態によりクセが出ます。出走馬の能力が拮抗する中山金杯では、過去10年のうち6回が同枠または隣の枠同士で1・2着しており、近い枠がまとめて来ることはあります。拮抗メンバーでは、芝の状態(内枠イン先行有利/やや内を差すと有利/外差し追込有利)の確認が必要です。

(コース画像 JRA公式サイト

東京ダ1300東京ダ1400東京ダ1600
京都ダ1200中山ダ1200阪神ダ1800
中京ダ1800福島ダ1150
東京芝1600芝1800芝2400
京都芝1200芝1600外芝1800
京都芝2000芝2400芝3000
中山芝1200芝1800芝2000芝2200
阪神芝1400芝1600芝2000芝3000
中京芝1400

中山芝2000mの予想例

引用 競馬ブック(2022年4月17日)
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2022年の皐月賞は、18イクイノックスはじめ、上位人気に上がりが速い馬がそろいました。

芝の状態にバイアスが大きかった日です。前日・当日とも、明らかに「外枠有利」が続きました。良に回復したとはいえ、柔らかめの馬場であり適性がある◎7ジオグリフとしました。

配信したメルマガでは、「金土の雨の影響で馬場は柔らかめで、スピードに任せて押し切るのは困難。中枠か外枠を引き、3コーナー以降、外目を一気にまたは徐々に進出できること。小回り特性必要。◎14ジオグリフ 外枠。札幌の洋芝で完勝したように、持久力があり今日の馬場に合う。鞍上は馬場が読める福永」とありました。

結果は、◎7ジオグリフが、イクイノックス(2着)をしのぐ上がりを出し1着となりました。

引用 JRA公式サイト

中山芝2000mが得意な騎手、有利な枠

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コース×騎手の統計は、多く出回っていますが、そのコースに年に数日しか乗らない騎手もいるなど、統計分母数が小さくなり処理できる方は少ないです。下は過去8年のデータを信頼性(再現性)に注意して分析しました。

騎手名 データ信頼性(%) 複勝 率 (%) 回収率 (%)
戸崎圭太 90 39 90
C.ルメール 80 58 83
田辺裕信 70 34 112
菅原明良 40 28 130
内田博幸 30 20 98

内田騎手は、期間の後半での数値が落ち微妙。菅原騎手は、期間の前半でかなりの大穴を複数出したことが数値に影響しています。再現性に信頼が持てるのは、戸崎、ルメール、田辺の各騎手です。

馬の上り能力が重要で、位置取りやペース判断がそこまで問われないコースであり、純粋に追える騎手が有利。ペース判断が苦手とされる戸崎騎手はしっかり追えるという点で中山2000には合います。田辺騎手も追い出しのタイミングのミスはありますが、しっかり追える点が戸崎騎手と共通しています。

ルメール騎手は騎乗姿勢が特に良く、道中脚が溜まるため中山2000はこなすと思われます。

頭数 枠 複勝 率 (%) 回収率 (%)
少頭数 内枠 27 81
少頭数 中枠 33 73
少頭数 外枠 36 80
中頭数 内枠 24 68
中頭数 中枠 25 82
中頭数 外枠 24 69
多頭数 内枠 19 67
多頭数 中枠 19 64
多頭数 外枠 16 63

枠順データを処理するコツは、枠を8つに分けて見ないこと。1つの枠あたりの統計分母数が落ち、信頼度が低いデータになります。また同じ内枠でも、小頭数(~10頭)と多頭数(15頭~)では全く意味が異なり、頭数で分けているかも重要です。

多頭数のデータを見てわかるように、枠順はフェアなコースです。

ただし中頭数の中枠は、あくまで年間平均とは言え、注意すべきデータとなっています。

馬番101112131415161718
中頭数

つまり馬場の中ほどよりやや内を回ると有利(人気がない馬でも馬券圏内に食い込むチャンスがある)とは言えそうです。小回りコースで、外を回ると距離損が大きくなるためです。

ただし上述のように芝の状態(内枠イン先行有利/やや内を差すと有利/外差し追込有利)の変化が激しいコースであり、その時の状況次第と言えます。

中山芝2000mの意外なデータ(回収率が高い)

  • 差し・追込は未勝利クラスでも活躍
  • 仕上がりの良さを求められるコース

差し・追込は未勝利クラスでも活躍

条件データ件数複勝率 (%)複回値 (%)
未勝利14348.386.9
1勝9941.467.9
2勝6246.875.3
3勝1952.681.6
OP6238.769.5
過去4年(1~5人気)

上の表は、中山芝2000mにおける1~5人気の差し・追込馬の成績です。

通常は、差しを覚えている馬が少なく、先行有利となる未勝利戦でも、差し・追込馬は不利になっていません。これは、未勝利馬にとって、坂を2回登ることの負担が効いており、前が決して楽ではないからだと思われます。

なお、OPクラスでは、差し追込がやや不利なように見えますが、これはデータ件数が少ないため。8年間でデータを取れば、ほかのクラスと同様の数値となります。

どのクラスでも、位置取りが無関係で、純粋に上りを速くまとめられれば、上位を狙えるチャンピオンコースと言えます。位置取りやペース判断が問われない分、それに長けたルメール騎手や武豊騎手の天下ということはなく、若手騎手でも活躍できます。

東京コースこそチャンピオンコースというイメージが強いのですが、中山芝2000mも同様(枠順や位置取りのクセが少なく、能力が問われる)と見てよいです。「内回り」のイメージに囚われないことが重要です。

仕上がりの良さを求められるコース

競馬場データ件数複勝率 (%)複回値 (%)
東京42852.790
中山5304685.8
中京59347.285.8
札幌16842.184
新潟35840.583.8
福島3593283.7
阪神47246.880.4
小倉47242.677.7
京都17343.974.9
函館14940.373.1
※過去4年

上は、各競馬場の芝2000m出走馬のうち、状態の評価(専門紙)が高かった馬の成績です。東京に次いで、状態がモノを言っていることが分かります。坂登り、坂を下り、スタミナが切れかけるゴール前でまた坂を登るハードなコースでは、仕上がりも重要と言えます。

コース攻略は、メルマガ マネードラゴン馬券塾もご確認ください。下は最近の成績です。

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東京ダ1300東京ダ1400東京ダ1600
京都ダ1200中山ダ1200阪神ダ1800
中京ダ1800福島ダ1150
東京芝1600芝1800芝2400
京都芝1200芝1600外芝1800
京都芝2000芝2400芝3000
中山芝1200芝1800芝2000芝2200
阪神芝1400芝1600芝2000芝3000
中京芝1400

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