京都芝1600m(外)の特徴、有利な馬や枠順、得意な騎手は?

マネードラゴン馬券塾
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Q 京都芝1600m(外回り)の特徴、有利な馬や枠順、得意な騎手は?

朝日杯
距離適性と前走内容から注意が必要 
(特注)2アドマイヤズーム 
6アルレッキーノ  8アルテヴェローチェ 9エルムラント 10トータルクラリティ 16タイセイカレント

阪神JF
枠順と脚質から注意が必要 13コートアリシアン、14ランフォーヴァウ、16スリールミニョン
距離適性から注意が必要 12アルマヴェローチェ、17メイデイレディ

筆者 AI×レース観察「初ダ・未勝利・長距離・GⅠ」に強いマネードラゴン投資馬券塾を主催。2025年、年始から2月1週までの全週でプラス決算のパーフェクト達成。

 京都芝1600m(外)の傾向と攻略法は?

A はい。京都マイル(外)というと何となくスピードのある差し馬が有利のイメージかも知れません。しかし、上りが速いというだけでは馬券の期待値は上がり切らず、中距離実績もあるスタミナを兼ね備えた馬が有利です。厩舎側もそれはよく承知で、短距離から参戦の馬はほとんどいません。また、当コースのマイルチャンピオンシップでは、前走スワンステークス(芝1400)の馬は過去10年未勝利となっています(天皇賞秋、毎日王冠が強い)。

スタート後の距離が長く逃げ争いが決着しづらく逃げ馬に不利、また直線が「やや長い」程度で「平坦」のため前が止まらず追込も不利です。よって、先行または差し馬が強いコースとなります。

(コース画像 JRA公式サイト

東京ダ1300東京ダ1400東京ダ1600
京都ダ1200中山ダ1200阪神ダ1800
中京ダ1800福島ダ1150
東京芝1600芝1800芝2400
京都芝1200芝1600外芝1800
京都芝2000芝2400芝3000
中山芝1200芝1800芝2000芝2200
阪神芝1400芝1600芝2000芝3000
中京芝1400

京都芝1600mの予想例

引用 競馬ブック(2023年5月7日)
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外回りの良いサンプルがないため、傾向が近い内回りのレースです。

3着以内の実績がある馬が数頭しかおらず、◎10サンライズプルートは4走前に1800mで2着、2ウマピョイも1800mでの2着実績があり、人気を分け合いました。

配信したメルマガでは、「勝てるレースだが、人気の重圧に慣れた池添騎手も心強い」とありました。

結果は、◎10サンライズプルートが勝ち、2着に2ウマピョイ。中距離実績を持つ馬が上位を占めました。なお3着は、15番人気の7ニホンピロフリード。ダートを使ってきた馬でしたが、このレースの2走後に2400mで3着。隠れたスタミナ馬だったようです。

引用 JRA公式サイト

京都芝1600m(外)で有利な枠、得意な騎手

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コース×騎手の統計は、多く出回っていますが、そのコースに年に数日しか乗らない騎手もいるなど、統計分母数が小さくなり処理できる方は少ないです。下は、過去8年のデータを信頼性(再現性)に注意して分析しました。

騎手名 データ信頼性(%) 複勝 率 (%) 回収率 (%)
川田将雅 40 54 126
松山弘平 30 32 91
M.デムーロ 30 43 80
武豊 20 38 72
坂井瑠星 20 35 82
藤岡佑介 20 27 72
池添謙一 20 25 78

施行数の少ないコースのため、データの信頼性(再現性)を重視すると、どうしても「昔の名前」(過去に数字を稼いだ騎手)が登場します。M.デムーロ、藤岡祐介、池添騎手は近年は数字を落としています。

そのため、京都芝1600(外)で今後も信頼できるのは、川田、松山、武、坂井騎手となります。マイルは、ペースに緩急がつきません(ゴール前で大きく止まる馬が少ない)。川田、松山、坂井のような、どの馬に乗っても前付けで早めに仕掛ける(1番人気のような騎乗をする)騎手が向いていると言えます。

頭数 枠 複勝 率 (%) 回収率 (%)
少頭数 内枠 28 64
少頭数 中枠 35 71
少頭数 外枠 32 102
中頭数 内枠 20 59
中頭数 中枠 26 84
中頭数 外枠 25 85
多頭数 内枠 21 78
多頭数 中枠 17 62
多頭数 外枠 18 87

枠順データを処理するコツは、枠を8つに分けて見ないこと。1つの枠あたりの統計分母数が落ち、嘘のデータになります。また同じ内枠でも、小頭数(~10頭)と多頭数(15頭~)では全く意味が異なり、頭数で分けているかも重要です。

京都芝1600(外)はワンターン(3・4コーナーしかない)のコースかつ引き込み線からスタート。最初の直線が非常に長いのが特徴です。この場合、①スタートを決めた外の馬が内へ切り込み内の逃げ・先行馬をブロック、②ほどほどのスタートの外の馬も、内の馬に競りかけてペースを操ったり、プレッシャーをかっけたりする、といった事情から外枠が有利です。

細かく見ると、多頭数の内枠もまずまず健闘。これは先手を奪った馬が好成績を収めているのですが、馬群でじっと我慢できる差し馬が経済コースを利してというケースもあります。

京都芝1600mの意外なデータ(回収率が高い)

  • 先行・差し馬が有利
  • 中距離に実績のあるスタミナを備えた馬が有利
  • 馬体重では大型馬が不利

先行・差し馬が有利

脚質データ件数複勝率 (%)複回値 (%)
逃げ3435.370
先行11349.681.1
差し1815391.5
追込8337.366.9
過去4年

京都芝1600m(外)で有利な脚質については、いろいろな見方があります。しかし「ある競馬場のある距離」という切り取り方は、サンプル数が非常に少なくなり、人気薄が単勝で高配当を出すと、データがすぐに狂います。そこで当ページでは、1~4人気のデータを使用しています。

すると、オーソドックスな先行か差しが有利なのは一目瞭然です。

それもそのはずで、逃げ馬はスタート後の長い直線が不利(外の馬が距離損から内の馬を交わしにくくなる初めのコーナーまでの距離が長い)。また、平坦コースは前が止まらず、追込馬の出番は限られます。このように、データと観察が一致している場合、信憑性が高いです。また、単勝式より複勝式の方が、データとして信憑性が高いです。

中距離に実績のあるスタミナを備えた馬が有利

前走距離データ件数複勝率 (%)複回値 (%)
芝短距離333.376.7
芝マイル30145.876.9
芝中距離9453.294.8
芝クラシック42527.5
ダート短距離100
ダートマイル757.1137.1
ダート中距離1100290
過去4年

上の表は、1~4人気の成績です。京都芝1600m(外)は芝マイルですので、前走も芝マイルに出走した馬が良さそうですが、実際には中距離から転戦してきた馬の期待値が高くなっています。

これは、スタート後の直線が長くペースが維持され、すぐに3角後の下り坂でペースアップし、全体にペースが緩まないため、スタミナが要求されると言えます。

なお、ダートマイルの回収率も高いですが、データ件数がわずか7で信頼性(再現性)はほぼゼロです。こういったデータに惑わされないことが、競馬で勝つ1つのコツです。

馬体重では大型馬が不利

馬体重データ件数複勝率 (%)複回値 (%)
400~85070
425~5547.387.1
450~14448.682.7
475~12751.284.4
500~6139.375.9
525~5491338.570
過去4年

京都芝1600m(外)の馬体重別成績です(1~4人気)。一見して分かるように、大型馬が不利になっています。

逆に芝で大型馬が有利なコースは、東京・新潟・中京・阪神で、直線が長いコースがそのまま上位を占めています。

大型馬は、4コーナー(特に馬群の中を回った場合)の素早い立ち回り(加速性能)に限界があり、直線でもトップスピードになるまでに時間がかかると推測されます。京都コースは、外回りであっても直線は「やや長い」程度(404.0 m)といえ、大型馬には分が悪いと言えます。

ただし、このコースの代表的なレースであるマイルCS、京都金杯、シンザン記念では、500km超の馬は、一定の活躍を見せていますので予想の際にはご注意ください。

コース攻略は、メルマガ マネードラゴン馬券塾もご確認ください。下は最近の成績です。

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東京ダ1300東京ダ1400東京ダ1600
京都ダ1200中山ダ1200阪神ダ1800
中京ダ1800福島ダ1150
東京芝1600芝1800芝2400
京都芝1200芝1600外芝1800
京都芝2000芝2400芝3000
中山芝1200芝1800芝2000芝2200
阪神芝1400芝1600芝2000芝3000
中京芝1400

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