
Q 京都芝2400mの傾向と攻略法は?
筆者 AI×レース観察「初ダ・未勝利・長距離・GⅠ」に強いマネードラゴン投資馬券塾を主催。2025年、年始から2月1週までの全週でプラス決算のパーフェクト達成。

(コース画像 JRA公式サイト)
東京 | 芝1600 | 芝1800 | 芝2400 | |
京都 | 芝1200 | 芝1600外 | 芝1800 | |
京都 | 芝2000 | 芝2400 | 芝3000 | |
中山 | 芝1200 | 芝1800 | 芝2000 | 芝2200 |
阪神 | 芝1400 | 芝1600 | 芝2000 | 芝3000 |
中京 | 芝1400 |
京都芝2400mの予想例



2019年の日経新春杯では、上りの速い馬として、2・5・16の各馬が人気となりました。
2番は、長距離(2400m以上とする)への出走は、前走の菊花賞のみ。菊花賞は、12.8 – 11.9 – 12.5 – 12.9 – 12.6 – 12.4 – 13.3 – 13.0 – 12.8 – 12.7 – 12.8 – 12.2 – 12.2 – 10.7 – 11.3 というラップで、残り800m地点ではペースが上がらず、ラスト400mの競馬となっていました。中距離馬でもこなせるペースのため、長距離適性があるかどうか分かりません。
5番は、13.3 – 12.3 – 13.1 – 12.8 – 12.2 – 12.1 – 12.2 – 11.8 – 11.5 – 11.0 – 11.6 – 12.2 のような、長距離特有の800m勝負で好レースを続けていました。
16番は、大外枠が不利。京都芝2400mでは、距離損が生まれるコーナーを4回も回るため、わざと出遅れて内に潜り込まない限り、距離損は必至でした。

結果は、狙えると考えた5番が馬券圏内の3着。2番は、結果的には長距離適性があり1着。枠の悪かった16番は6着でした。
京都芝2400mの意外なデータ(回収率が高い)
- 外枠は不利
- 差し、追込が有利
- 調教は控えめが好走傾向
外枠は不利
枠順 | 件数 | 複勝率 (%) | 回収率 (%) |
内枠 | 78 | 47.4 | 78.8 |
中枠 | 175 | 49.1 | 85.7 |
外枠 | 99 | 38.4 | 66.2 |
京都芝2400mでは、コーナーを回る際に距離損がある外枠が不利になります。

長方形の内部では、どこをたどっても長さは変わりませんが、円の場合、外側に書いた円の方が円周は長くなるからです。円周は、直径(半径の2倍)を3.14倍したものですので、半径に比例して、円周が長くなります
長距離のレースは少頭数も多く、その場合騎手が意識して内に寄せますが、スローペースで馬群が凝縮した場合、それも難しくなります。
上に例を挙げた日経新春杯の場合、頭数は16頭。内に入れるのは難しい頭数でした。
差し、追込が有利
脚質 | データ件数 | 複勝率 (%) | 回収率 (%) |
逃げ | 31 | 22.6 | 37.7 |
先行 | 87 | 37.9 | 68.4 |
差し | 124 | 54.8 | 88.6 |
追込 | 108 | 48.1 | 87 |
京都芝外回りの直線の長さは、404mでありやや長い部類に過ぎず、逃げ先行馬を潰す坂もありません。それにも関わらず、距離が極めて長く、前々の馬がスタミナを消耗するため、差し追込馬が有利です。
未勝利戦や1勝クラスでは、差しを覚えた馬が少なく先行有利になるケースが多いですが、京都2400mでは、余りにも前がきつく、このクラスでも差し追込が有利です。
ただし6番人気以下で穴を開けるような馬は、そもそも上りが遅い馬が多く、ノーマークかつスローペースになったときなどの逃げ・先行馬が目立ちます。
調教は控えめが好走傾向

競走馬の負担が大きい長距離戦。JRAもそれは理解しており、1800m以上のレースに出走すると「距離別出走奨励賞」が加算されるほどです。
2400mは特に厳しい距離ですので、出走週に行われる追い切り(調教)は、控えめの方がよいという仮説が成り立ちます。
調教の強度 | データ件数 | 複勝率 (%) | 回収率 (%) |
調教熱心 | 82 | 40.2 | 70.6 |
前走と大差なし | 231 | 45.9 | 78.4 |
調教控えめ | 30 | 56.7 | 102.7 |
実際にデータを見ても、調教を控え目にした馬の方が、好結果を残しています。
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