【RD】未勝利戦の「買い方 コツ 予想法 」疑問にお答えします

GⅠチャンピオンズカップ コースの傾向は? 中京ダート1800mの特徴、有利な馬や枠順、得意な騎手は?

未勝利戦投資についてよく疑問として挙がることをQA方式でお答えします。

未勝利戦の「買い方 コツ 予想法」疑問にお答えします

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Q 未勝利戦は力量差がはっきりしていて狙いやすいと言われますが?

A 確かに、斤量の関係から力量がそろう重賞・オープン戦、そして獲得賞金ごとに細分化されている条件戦に比べると未勝利戦出走馬の層は厚いと言えます。

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新馬戦でたまたま超強敵にあたってしまったG1級の馬から、末は地方か「乗馬」か、といった馬まで差があります。しかしG1級というのはあくまで結果論。ダービー馬のワンアンドオンリーは未勝利戦に12番人気で出走しています。明らかに大物であるディープインパクトのような馬は配当が低くなり、稼ぐことは難しくなっています。

「未勝利戦は力量差がはっきりしているが、圧倒的な馬が出走していたことはレース後にしか分からない」。このようにまとめることができます。

「未勝利戦は力量差がはっきりしていて狙いやすい」というイメージは幻想です。普段ハンデ戦やG1見るからに面倒なレースにとりくいんでいる人は、自分が未勝利を本気で研究したら楽勝だろうと感じているだけなのです。未勝利に参入してくる人は、当初宝の山と接するように考えがちですが、研究の手間はハンデ戦やG1と何ら変わりはありません。

ただし一つ言えることは、研究者が少ないため短期間(といってもベテランが半年以上、毎週10時間くらいの研究は必要)で成果が出せるジャンルではあります。

Q 未勝利戦で2、3着続きの馬は避けた方がいいですか?

A 本質的に強い馬は、未勝利戦程度なら1回のチャンスで勝ちあがります。未勝利で2、3着続きというのは、仕上がっていて適距離をあてがわれているのに勝てないということ。競馬の全体像のなかでは弱い馬です。一方で何度走っても3着も取れない馬も多数いますので、未勝利戦のなかでは当然上位の馬になります。

出馬表を見て、もし2、3着続きの馬がいた場合に、その馬は上位に入線するかということですが、基本的にはその可能性はある程度高くなります。速い流れ、馬群がつまるきつい競馬で闘志に火がついたり、スタミナ切れの接戦でも相手をかわそうとする根性がある馬。そういった馬は基本的にはもう勝ちあがっているので未勝利ににはいません。未勝利戦で2、3着続きの馬というのは、淡々とマイペースに走りその着順に入線する力があるわけです。特段気分を害さない限り同じ走りをしてきますので入着の可能性はかなり高くなります。未勝利の場合、時計が遅くレースも甘いので疲労が蓄積するケースはさほど多くありません。

もし「重賞で2、3着続きの馬は避けた方がいいですか?」と聞かれれば、消え時の可能性もありますと答えます。ハイペース、詰まった馬群、直線での叩き合いなど多大なストレスを受けているからです。ただし馬が急激に成長しクラスを駆け上がっているとき、セン馬の好調期、基礎体力が相当高いが精神的にマイペースな馬(ゴールドシップ、ステイゴールド、ナイスネイチャ)は例外となります。

未勝利戦で2、3着続きの馬は上位入線の可能性が十分あります。では買うべきかと聞かれれば、それは「買うべきでない」となります。所詮は未勝利上位で安定している馬。上のクラスで戦える馬が揃えば4着に落ちることもときどきあります。そのときに複勝馬券でも資金を回収できません。もともとオッズが低い(1.1~1.3倍程度が多い)分、その1回の不的中でトータルはマイナスになることがあります。結論としてそれなりに上位入線はするが、買うべきではないと考えています。

Q わざと未勝利のままで未勝利戦の2着3着をとり続けて賞金を稼ぐという馬はいますか?

A 1000万下には着賞金稼ぎの馬が多くいます。賞金がある程度高くレースの選択肢も豊富だからです。レースの選択肢が少ない1600万下や賞金が低い500万下には「ヤラず」の馬はやや少なくなります。

未勝利戦は賞金が非常に低いうえ、チャンスがあるうちに勝ち上がらなければ500万下に組み入れられることになります。どの厩舎もまず1勝を得るのは鉄則。勝ち上がり率が低くなれば調教師としての能力を疑われることにもなりかねません。

結論として、未勝利繊維は「ヤラず」の馬はいないと考えてください。

Q 未勝利戦の調教時計を見る必要がありますか?

A 調教は見てもいいと思いますが、以前と異なり、馬なり仕上げ、一杯仕上げと厩舎によってやり方はまちまちで調教時計を速い順に並べても意味がなくなってきています。未勝利に限った事ではありませんが、同じ馬の調教時計を比較するなら意味が出てくるかもしれません。

未勝利戦は間隔を詰めて使って好走させるのが基本ですので、連続して出走している期間なら調教を見るよりレースでのパフォーマンス(特に実際のレース映像)を見たほうが確実だとと思います。

Q 未勝利戦のレース映像は見なくても大丈夫ですか?

A 全然大丈夫ではなくむしろそこが肝心です。レース映像は2015年春からJRAのホームページで公開されるようになりました。しかし午前中のレースは、短時間で予想するファンも多く盲点が生まれます。競馬新聞記者も重賞や特別戦に比べればリサーチの密度が薄くなりますので、そこに稼げるポイントが生じてきます。

例えば「有料メルマガ」では2014年4月12日に以下のような予想を出しています。

中山5R ◎1サクラプレミア

前走は強烈。大外から後方の競馬で初角を内から4頭目ほどの外を回る。向正面でまくって先頭(まくる場合番手くらいでブレーキをかけないと馬にはかなりの負担)。4角では4頭ほど雁行。外を回ってまくり直線入り口で脚を使ったのにまだ脚を持っていて一気に抜け出す。溜めた馬に迫られるがかなり粘る。どう考えても人気になるモンドクラッセより上。モンドクラッセの2走前は前の集団が総バテしたのを後方から追い込んだ競馬だった。

サクラプレミアは3番人気3着でしたが、モンドクラッセは1番人気7着。過去のレースをしっかり研究していればモンドクラッセの前走の鮮やかな追い込みに騙されることはありませんでした。

Q 未勝利戦の牡馬と牝馬が一緒に走るレースで 牡馬が強いのは当然ですか?

未勝利戦全体としては、仕上がりが早い牝馬の方が勝ち上がりは早く成績上位となっています。牡馬が夏バテしやすい点も影響しているかもしれません。

しかし投資上の結論は全く異なります。適切な臨戦過程(具体的にはネット上に残せないためメルマガで説明しています)を踏んだ馬ならば、牡馬の方が回収率が高いのです。牝馬は陣営が上位入線につながる臨戦過程を敷いても、ポカが比較的目立ちます。牝馬特有の体調の変化が関係していると思われます。

実力馬の複勝を高確率で当てに行く場合は、牝馬は対象外とすることが無難です。

記事は以上です。

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