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冬のダート競馬は重い? 凍結防止剤の攻略法【最新版】

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冬場の競馬のダート戦攻略に不可欠と言われる、凍結防止剤の攻略法。この記事では、凍結防止剤がまかれた場合、どのような馬を買うべきかを分かりやすく解説します。

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筆者:競馬歴20年。ダートの未勝利を中心としたメルマガマネードラゴン投資馬券塾が3年連続プラス決算。

【結論】冬のダート競馬は重い? 凍結防止剤の攻略法

  • 凍結防止剤の使用頻度や量は激減。厳冬期でもまかれないことがあり、かつてほど影響はない。
  • 乾いた良馬場、降雨の馬場では、凍結防止剤の影響は無視しても良い。理由は本文中で詳説。
  • 含水した馬場に凍結防止剤をまくと、軽快さは必要だが時計はかかる特殊な馬場となる。

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誤解を招きやすい「重い馬場」という説明

真夏のからからに乾いたダートは、パワーを要する重いダートと言われます。一方、厳冬期の、凍結防止剤をまいたダートも、重いダートと言われます。しかし、時計がかかることが共通するだけで、上位入線する馬のタイプは異なります。このことが、話を難しくしています。まず、「乾いたダートが重い」とはどういうことなのか、しっかりつかむことが、必要です。

良馬場の乾いたダートとは、砂浜で言えば、白く乾いた部分を指します。夏の海で遊んだことを思い出して頂くと、白く乾いた部分は、足を取られ、走るのが大変だったはずです。このような白く乾いた部分では、陸上部の小柄な学生より、レスリング部の筋肉質な学生の方が、速く走れます。競馬なら、馬体重が重く(500キロが目安)筋骨隆々な馬が有利となります。

  • 良馬場の乾いたダート:レスリング部の学生=馬体重が重い馬が有利。

一方、やや重や重馬場に多く見られる、湿ったダートは、砂浜で言えば濡れているが波が押し寄せない部分を指します。濡れている部分は、足が砂にのめりこまないため、陸上部の小柄な学生が有利になります。また、長く走っても疲れにくい状態になります。競馬で言えば、馬体重を問わず、軽快な走りができる馬が有利です。

  • 湿ったダート:陸上部の学生=馬体重は問わず、軽快な走りができる馬が有利。

最後に、めったに出現しませんが、不良馬場でかつ降雨が続いている場合(あるいは中間の雨量が相当多い場合)、砂浜で言うと水の中を走っている状態に近くになります。良馬場の実績がモノをいう良馬場の乾いたダートや、全体時計が関係する湿ったダートは、人気馬を軽視しにくくなりますが、水が浮く不良馬場では、人気に関係なく、ストレスに強い馬が台頭します。この記事の本題ではないので詳しくは降れませんが、メルマガでは触れることもあります。

重要なこと:乾いたダートと、凍結防止剤をまいた湿ったダートでは、いずれも時計はかかるが、重さの性質が異なる。凍結防止剤をまいた湿ったダートは、パワーが求められる馬場ではない。

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凍結防止剤とは何か

 

競馬場で使用されている具体的な凍結防止剤名は分かりませんが、一般的な凍結防止剤は上のようなものです。原料は、塩化カルシウム、簡単に言えば塩に近いものが多いですが、大理石を粉砕したものなど、小さな粒状のものから作られます。競馬場で使用しているのは、塩化カルシウムを原料としたものです。

仕組みは簡単です。水分は、気温が下がると、分子がくっつき氷になる性質があります。凍結防止剤(塩のイメージ)は、水の分子と分子の間に割り込み、分子がくっつくのを防ぎます。

水分を一定量含む土に混ぜると、土が氷結し固くなるのを防ぎ、粘りが出ます。水分が少なければ、影響は少ないです。また、塩に近い性質ですので、水分が多すぎると、流れてしまいます。

JRAが、フェイスブックに凍結防止剤の写真をアップしましたので、貼っておきます。

凍結防止剤の効果

乾いた良馬場 含水した馬場 降雨の馬場
状態 粘り 粘り
効果 時計がかかる 時計がかかる
影響 少ない 大きい なし(流出のため)

凍結防止剤を、ダートの馬場にまいた場合の効果は上の表の通りです。

  • 比較的乾いた良馬場では、脚元に粘りが出ます。砂の湿度が高い割には、時計がかかりますが、その影響は少な目。時計がかかるのは、そもそも冬場のダートは凍結を避けるため水をまかないため乾きがちな点と、凍結防止剤をまいた後は、砂を十分に混ぜるため掘り返され、脚が深く入りやすい点があるようです。いずれにせよ、冬場の時計がかかるダートの1種という見方でよいと考えます。
  • 降雨の馬場や水が浮くような不良馬場では、凍結防止剤は流れ去るので、影響はほとんどありません。

競馬ファンが意識すべきは、やや重など、中程度の含水量がある状況で凍結防止剤がまかれた場合です。これは、砂浜の濡れた馬場に、凍結防止剤がまかれ粘りが出た状況。冒頭の例に挙げたように、陸上部の小柄な学生が得意とするイメージは変わりませんが、時計が出ないため、レギュラークラス以外に、補欠級の選手(最高タイムが遅い選手)にもチャンスが出るイメージです。

競馬で言えば、軽快さがある馬が有利ですが、時計がかかるため、全体時計が遅い馬であっても、上位に食い込む可能性がある馬場になります。

凍結防止剤の使用頻度や使用量は激減!

 中山競馬場 凍結防止剤 主なレース
12月21日(木) 使用
12月23日(土) 使用なし 中山大障害
12月24日(日) 有馬記念
12月28日(木) ホープフルS
1月6日(土) 中山金杯
1月7日(日)
1月8日(月)
1月13日(土)
1月14日(日)
1月20日(土)
1月21日(日) AJCC

凍結防止剤の使用頻度は、実は激減しています。例えば、全国的に大雪になり、関東でも気温が低かった2017年の年末から2018年の年始にかけて、中山競馬場では12月21日以来1度も凍結防止剤は使用されませんでした。この間、最低気温が氷点下となった日は、12日間もあります。

凍結防止剤が使用されなくなったのは、薬剤を馬が砂と一緒に蹴り上げ、騎手のゴーグルにつき視界が遮られ危険だからです。また、広い競馬場にまんべんなく凍結防止剤を使用すると、経費が掛かりすぎるという側面もあります(数百万円を要すると言われます)。JRAでは、競馬開催日の前日は、徹夜で馬場を監視し、人力で馬場をかき混ぜ氷結を防止することもできます。経験値を積み、凍結防止剤の分量も減らすことが出いたようです。

このことから、凍結防止剤については、以前ほど敏感にならなくても良くなっています。凍結防止剤の影響が大きい、適度な含水率を持った馬場(目安としては、やや重・重・軽い不良馬場)の場合にのみ、時計がかかるが、パワー型でなく軽快さがあるタイプに有利と考えれば良いでしょう。

凍結防止剤のダート 具体的な攻略法は?

 中山競馬場 凍結防止剤 主なレース
12月17日(日)
12月21日(木) 使用
12月23日(土) 使用なし 中山大障害
12月24日(日) 有馬記念
12月28日(木) ホープフルS
1月6日(土) 中山金杯
1月7日(日)
1月8日(月)
1月13日(土)
1月14日(日)
1月20日(土)
1月21日(日) AJCC

① まず、凍結防止剤の影響がない馬場の例として、12月17日(日)を見てみます。12月上旬は降雨がほぼ皆無でした(合計わずか5ミリ)。そのため、この日の馬場は、乾いたパワーを要する馬場と考えられます。凍結防止剤の影響がないため、時計は普通程度のはずです。実際に、その日の馬場傾向を見るのによく使われる、1クラ目のダート1800戦のタイムは1:57:7。年間のクラス平均タイムより1秒4遅い程度ですが、散水を控える季節としては、特段遅いとはいえず、標準程度でしょう。予想は、良馬場のダートでの実績を重視します。

② つぎに、凍結防止剤をまいたばかりの馬場の例として、有馬記念の行われた12月24日(日)を見てみます。

乾いた良馬場 含水した馬場 降雨の馬場
状態 粘り 粘り
効果 時計がかかる 時計がかかる
影響 少ない 大きい なし(流出のため)

前日まで及び当日に雨はほとんど降りませんでしたので、乾いた馬場に凍結防止剤をまいた形で、その影響は少な目。1クラ目のダート1800戦のタイムは1:58:3。年間のクラス平均タイムより2秒遅くなったのは、凍結防止剤の影響ですが、時計がかかっただけでレースは崩れず、実績のある1人気馬が勝ち切っています。

※なお12月23日の1クラ目のダート1800戦は、前崩れで波乱になりました。凍結防止剤がまかれたあと、初の1800ダートだったため、騎手のペース判断が狂った可能性があります。凍結防止剤がまかれてすぐの馬場は、勝負を回避する必要があるかも知れません。

③ さいごに、凍結防止剤が残った馬場に雨が降り、含水率が高まった例として、ホープフルステークスが初のG1として行われた、12月28日(木)を見てみます。

 

降雨は、12月25日に約10ミリです。1クラ目のダート1800戦のタイムは1:56:8。凍結防止剤が残っていた割には、年間のクラス平均タイムより0.5秒しか遅くなりませんでしたが、これは凍結防止剤の使用から1週間たっていたことと、含水の効果でしょう。冒頭で確認したように、湿ったダートは本質的には、実績(=人気)よりも、軽快さが問われます。実際にこの中山2Rでは、人気薄が2・4着に残っています。「凍結防止剤を使用した馬場は重い」という言い方は適切でなく、時計はかかるが軽快さを求める馬場であるというのが本質と言えます。

この辺りの事情は、かなり秘匿性が高い事項であり、詳細はメルマガマネードラゴン投資馬券塾でも補足してゆきます。

(まとめ)凍結防止剤のダート 具体的な攻略法は?

凍結防止剤がまかれたとJRAホームページに掲載された場合、中間の降雨に注意し、馬場の含水量を見極めます。

乾いた良馬場 含水した馬場 降雨の馬場
状態 粘り 粘り
効果 時計がかかる 時計がかかる
影響 少ない 大きい なし(薬剤流出のため)
狙い 凍結防止剤は意識せず、良の実績を重視。 軽快さを重視。実績のない人気薄の食い込みに注意。 凍結防止剤は意識せず、馬の精神的な強さを重視。

凍結防止剤がまかれて初日のレースは、騎手のペース判断が狂う可能性があるので、投資タイプの方は馬券勝負を見送ってください。遊びタイプの方は、穴馬券を狙っても良いでしょう。

 

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