競馬の1番人気は、買うべきではない? 1番人気の勝率・複勝率、儲かる買い方を、競馬歴20年のメルマガ発行者が分かりやすく説明します。
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筆者は、メルマガ・マネードラゴン馬券塾で、本命サイド、波乱サイド双方の研究をしていますので、1番人気、人気薄のいずれにも肩入れはなく、客観的に説明できると考えています。
単勝1番人気の勝率、複勝率
まず、競馬の1番人気の勝率、複勝率などのデータです。勝率は約3割、複勝率は約6割と覚えておくと良いでしょう。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 5648- 3213- 2234- 6176/ 17271 | 32.7% | 51.3% | 62.4% | 77 | 83 |
2番人気 | 3270- 3175- 2383- 8443/ 17271 | 18.9% | 37.3% | 51.1% | 79 | 82 |
3番人気 | 2284- 2545- 2377- 10066/ 17272 | 13.2% | 28.0% | 41.7% | 80 | 81 |
よく「単勝1番人気の馬を買い続けるとどうなるか?」という質問を頂きますが、長く買い続ければ、回収率は77%になります。複勝なら83%です。
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単勝1番人気を買い続けたら損をする?
よく単勝1番人気を買い続けたら、必ず損をするから穴馬を狙えと言われますが、事実でしょうか?
答えは「1番人気のなかから、条件を絞って買うなら有効」です。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 14- 9- 7- 3/ 33 | 42.4% | 69.7% | 90.9% | 70 | 100 |
2番人気 | 7- 5- 6- 15/ 33 | 21.2% | 36.4% | 54.5% | 91 | 72 |
3番人気 | 3- 2- 5- 23/ 33 | 9.1% | 15.2% | 30.3% | 44 | 43 |
例えば、過去5年間、G2で単勝1.5~1.9倍の馬に絞って勝っていれば、複勝回収率は100%となっています。これは、G2の次のような性格が関係しています。
- 条件戦を買ったばかりの馬も多いG3やOPのように、混戦とはならない。
- 賞金が非常に高額なG1のように、強力なライバルがそろう訳ではない。
G2には、G1を勝てる馬が、ステップとして出てくることもあります。しかし、強い馬は、6千万を超えることもあるG2の賞金は魅力で、お互いにぶつからないようにローテーションを組みますので、1強のメンバー構成となることがあります。そのため、単勝1番人気には、強みがあります。
また、単勝1倍台は強いですが、単勝1.0~1.4では、回収率に魅力がなく、1.5倍以上の1倍台が、回収率に妙味があったのが、上のデータです(全レースに当てはまるとは限りません)。
このように、1番人気の購入は、時と場合によるが正解です。1番人気は絶対に買うなという見方は、その人の馬券スタイルに過ぎません。
続いて、よくある意見について、説明してゆきます。
1番人気を買い続ければ、必ず負ける?
よくある説 1番人気を買い続ければ、必ず負ける。
これは事実ですが、2番人気から18番人気のいずれも、買い続ければ負けます。
人気 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 32.7% | 51.3% | 64.2% | 77 | 83 |
2番人気 | 18.9% | 37.3% | 51.1% | 79 | 82 |
3番人気 | 13.2% | 28.0% | 41.7% | 80 | 81 |
4番人気 | 9.4% | 20.9% | 32.6% | 78 | 76 |
5番人気 | 7.1% | 15.9% | 26.4% | 79 | 76 |
6番人気 | 5.5% | 12.8% | 21.7% | 84 | 78 |
7番人気 | 4.0% | 9.8% | 16.7% | 81 | 76 |
8番人気 | 2.7% | 7.2% | 13.1% | 70 | 76 |
9番人気 | 2.2% | 5.4% | 10.1% | 76 | 73 |
10番人気 | 1.7% | 4.4% | 8.0% | 75 | 72 |
11番人気 | 1.2% | 3.1% | 6.3% | 69 | 73 |
12番人気 | 1.0% | 2.7% | 5.2% | 74 | 73 |
13番人気 | 0.7% | 2.0% | 3.9% | 70 | 66 |
14番人気 | 0.5% | 1.4% | 2.7% | 59 | 59 |
15番人気 | 0.3% | 0.8% | 1.8% | 47 | 49 |
16番人気 | 0.2% | 0.6% | 1.3% | 45 | 42 |
17番人気 | 0.1% | 0.7% | 1.4% | 31 | 55 |
18番人気 | 0.1% | 0.2% | 0.7% | 12 | 26 |
例えば、10番人気の単勝を5年間買い続けた場合の回収率は75%です。これは、1番人気の77%と大差ありません。しかし、競馬のデータを見るときは、的中率を必ずチェックしてください。
単勝的中率はわずか1.7%、複勝ですら8.0%です。馬券勝負にあたり8.0%という数値は「5点前後の買い目のヒモ」に適した数値です。複1点、ましてや単1点では、的中率の低さから資金切れとなる可能性が大きいです。
「1番人気を買い続ければ、必ず負ける」は事実ですが、回収率77%に「現実に負けられる」とも言えます。10番人気では、回収率75%に収れんする前に、資金切れとなり0になる可能性もあるのです(75%に負けられない)。この点から、「1番人気を買い続ければ、必ず負ける(だから人気薄を狙え)」というのは、ずいぶん無責任な言い方であるとわかります。
競馬マスコミの根拠のない推奨で、1番人気を買わされている?
よくある説 競馬マスコミの根拠のない推奨で、1番人気を買わされている。
これは本当でしょうか? 確かにバブル期など、競馬人口が多く、黙っていても競馬新聞が売れた時代は、適当な予想を垂れ流し、目立つキャラクターだけで人気になっていた予想家が多くいました。
しかし、現在は不景気でお金が余っておらず、ファンの目もシビアになっています。PCの普及で、成績の集計も容易。競馬新聞社の倒産が続き、働く場が減るなか、結果を出さなければならないというプレッシャーは強まるばかりです。
例えば、競馬新聞の馬サブローは、各記者が1日1クラに絞った予想を発表しています。2021年2月21日に掲載された、過去1か月(8日間)の回収率を見ると、本紙予想の4人は、単複のいずれかでプラス決算になっています。
確かに競馬マスコミの外にも、優れた予想家はいますが、つい競馬マスコミを下に見てしまうことがあります。それは古いマスコミのイメージであり、現在は人気を作る競馬マスコミ、とくに本紙予想に選ばれた人の見解は、参考にすべきです。
1番人気は、常に過剰人気であり、期待値が損?
よくある説 1番人気は、常に過剰人気であり、期待値が損である。
1番人気が過剰人気であるのは事実です。例えば、出馬表に18頭の馬がいるとします。すると、ルメール騎乗の馬は誰でもチェックするはずです。そしてチェックすれば買いたくなるだけの戦歴が、ルメールが依頼を受ける馬には、あります。
一方で、G1でもない限り、18頭すべてをくまなくチェックする方は少ないでしょう。見落としや、出馬表には現れない好材料もあり、人気薄の馬は常に過小評価される傾向があります。
ただ、期待値が損であるかどうかは別問題で、データ上、単勝回収率も複勝回収率も人気による差はありません(事実問題として、期待値が損とは言えません)。1番人気は過剰投票を受け回収率面で損をしている場合もありますが、人気に応える馬が、その損失をカバーしているというのが実際のデータです。
しかし、1番人気は、厳しめにチェックするという姿勢も大事です。1番人気は、レース中にプレッシャーやマークを受けるなど、かなりの不利が前提。例えば、囲まれないよう大外を回れば4馬身程度の不利はあるでしょう。
※単純な距離損は、1つのコーナーを大外(4頭目)出回ると8馬身だが、進路がふさがらない、馬ごみを避けられる有利もあり、大外でも4馬身程度ではないかと考える。
1番人気は期待値が損であるという人は、実は「自分は人気薄のなかに期待値が高い馬を見つけられる」という意味を含ませている場合があります。
たしかに、2番人気以下で、年間のアベレージより、好走率が高い馬を見つければ、それは稼げますし、1番人気に飛びつくのは損に見えます。しかし、それは混戦度の高いレースにのみ当てはまる話です。
また、混戦度の低いレースなら、1番人気を「好走率が高い馬」「好走率が低い馬」の2つに分け、前者を買うだけでも、期待値は100を超えます。1番人気を購入するのは格好が悪い、自分はほかのファンや競馬記者とは能力違う、というバイアスを入れずに、冷静に勝ちに近づくことが重要です。
1番人気を買うべきレースは?
単勝1番人気で、プラス収支を狙うには、当たり前のことですが「1番人気にとって有利な条件」を狙えばよいのです。
クラス | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
新馬 | 35.8% | 54.3% | 66.0% | 80 | 83 |
未勝利 | 34.6% | 54.5% | 68.1% | 78 | 85 |
1勝 | 30.5% | 48.3% | 61.7% | 75 | 82 |
2勝 | 30.8% | 49.1% | 61.7% | 77 | 82 |
3勝 | 30.6% | 47.5% | 59.9% | 80 | 80 |
OPEN非L | 33.5% | 51.3% | 60.7% | 80 | 78 |
OPEN(L) | 28.8% | 46.4% | 61.6% | 77 | 85 |
G3 | 29.8% | 46.9% | 57.2% | 80 | 77 |
G2 | 37.2% | 55.5% | 68.6% | 80 | 87 |
G1 | 42.0% | 57.3% | 70.2% | 95 | 92 |
障害 | 35.1% | 52.8% | 64.9% | 76 | 82 |
牝馬限定 | 31.1% | 49.4% | 62.5% | 76 | 81 |
ハンデ戦 | 28.1% | 43.4% | 54.0% | 75 | 75 |
平場 | 33.2% | 51.9% | 65.2% | 78 | 84 |
特別 | 31.3% | 49.8% | 61.5% | 77 | 81 |
1番人気を狙うべきは、新馬戦、未勝利戦、リステッド競走、G2、G1、平場戦です。条件戦(1勝、2勝、3勝クラス)では、〇〇特別とつ特別戦以外、つまり平場戦が狙い目です。
新馬戦は、のちのG1馬から、勝ち上がれない馬まで一緒に走りますので、力差があり、1番人気が強いのは当たり前。のちの東大生から、勉強がまったくダメな人までがそろう、公立小学校のクラスでは、テストの1位を予想するのは簡単です。
未勝利戦は新馬戦に準じます。のちのG1馬は、新馬戦で勝ち抜いてしまっているかもしれませんが、オープンまで出世する強者から、都落ち(地方競馬)となる馬までがそろいます。
リステッド競走はデータが少ない(n=125)ですので、参考程度。
G2は、記事内でも説明したように、G1で勝ち負けできる馬が、互いにぶつからないようにチョイスしてきます。G1では、記念出走や掲示板狙いの馬もいますので、力差はあります。G1は力差が反映しやすい東京コースで行われることが多いのも、影響しているでしょう。
1番人気馬の時計水準も要確認
なお、新馬戦、未勝利戦、リステッド競走、G2、G1、平場戦といっても多数ありますので、出走馬の時計が分かるレース(つまり新馬戦以外)では、1番人気馬のスピード指数が、年間で勝ち負けできる水準かどうかが基準になります。
例えば、馬サブローなら、未勝利は400、1勝は500、2勝は600、3勝以上は700程度が目安になります。例えば、1番人気を狙える1勝の平場戦でも、1番人気馬のスピード指数が400程度なら、年間水準には達しておらず、狙いにくいということになります。
このレースで、1番人気は買い?
2021年2月20日の阪神5Rです。1番人気が強い、未勝利クラスです。スピード指数1位の10番の数値は「463」。未勝利クラスとして、年間の平均水準にある番組といえ、人気上位に有利でしょう。《結果は少し下に小さい字で記しました》
1番人気は、7フォルテデルマイミです。基本的に、この馬を検討しますが、上がり1位を2回出すなど、信頼性はあります。
結果は2→7→10でした。
2021年2月20日の阪神6Rです。1番人気が強い、1勝クラスの平場戦です。しかし、スピード指数1位の4ゴールドハイヤーの数値は「443」。1勝クラスとしては、物足らないもので、実際に未勝利を勝ったばかりの馬が目立ちます。《結果は少し下に小さい字で記しました》
しかし、迎え撃つ1勝クラスの馬が、前走大きく負けているのも事実。未勝利を勝ったばかりの馬が時計を伸ばしてくる可能性も高く、ここでは、未勝利を勝ったばかりの馬を比べるとよいでしょう。
時計は成長に応じて変化するものですので、絶対視しないことも重要です。このあたりは、経験値ですので、いきなり馬券を買うのではなく、50回程度は練習(シミュレーション)すると、うまくいきます。
結果は4→5→7でした。
どの1番人気馬を買うべき?
1番人気を狙う場合、そのなかで「好走率が高い馬」「好走率が低い馬」をどう見分ければよいのでしょうか?
1つには、本紙予想の自信度表示を参考にすることです。
競馬の単勝オッズは、各紙の本紙予想の印に大きな影響を受けます。しかし、競馬新聞は、全レース予想しなければならないという制約があります。
ところが、各紙がほぼ絶対の自信を持って◎をつけた馬でも、相対評価で◎をつけた馬でも、印の数が同じなら、同じような売れ行きを示してしまいます。
そのため、全紙が◎をつけ、例えば単勝オッズ1.5倍をつけた馬でも、互いに力差があるものです。その場合、競馬新聞によっては、自信度の表示がありますので、参考になります。自信度の表示がない競馬新聞の場合、看板予想家の印が本紙と同じ◎かどうかという見方も可能です。
このほか、同じ1番人気でも、自分自身で見極めの基準を作る方法もあります。
例えば、ダート戦なら「脚の使い方」は、かなり参考になります。過去のVTRを見てチェックする必要がありますが、1番人気の馬だけなら、時間もそれほどかかりません。スタート時は「スタートがうまい、下手」「ダッシュがつく、つかない」が見極めるべき点です。道中は「自分の意思で前に進んでゆく(前進気勢がある)、騎手が押さないと進まない(ズブい)」。直線は「決め手がある、ジリ脚」の区別です。このほか「長く続く脚(マクりができる馬)」も1つの武器です。
つまり、同じ1番人気でも「スタートがうまい」「ダッシュがつく」「前進気勢がある」「決め手がある」という馬を買うべきで、こうした馬でも極端に人気が集中することはありません。逆に「スタート下手」「ダッシュが悪い」「道中押して進む」「ジリ脚」の馬でも、各紙が相対評価で印をつければ、人気を背負って敗れやすくなります。
また、初心者~中級者なら、新馬戦、未勝利戦、リステッド競走、G2、G1(とくに府中コース)、平場戦で、年間の時計水準に達した番組なら、1番人気以外はさほど検討しなくても構いません。
特に新馬戦や未勝利戦は、例えて言えば、公立の小学校です。のちの東大生から落ちこぼれまでそろいますので、1番人気(=東大生候補と目された馬)に、労力の大半をかけて検討してもよいです。2番人気は、かなり力差があることがります。
初心者~中級者の場合、配当の旨味や自信過剰から、つい「2番人気以下のこの馬が、1番人気より強い。競馬新聞の記者たちは見落としがある」と考えてしまいますが、得てして、本人が何かを見落としていることが多く、競馬記者(本紙予想家)のほうが、広い視野で見ているものです。
荒れる条件では、2番人気の検討が有効
逆に、特別戦、G3、よく荒れるG1(桜花賞、秋華賞など)は、上位人気の力差が少ないですから、1番人気以外から検討します。
下のデータは、1番人気が3着以下に敗れた場合の数値です。原則として、2番人気を中心に検討するのが効率がよいですが、場合によっては、3・4番人気の抜てきもありです。このように、データを俯瞰しておくと、検討範囲を迷うことがなくなります。
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 0- 0- 2232- 6120/ 8352 | 0.0% | 0.0% | 26.7% |
2番人気 | 2180- 1604- 838- 3730/ 8352 | 26.1% | 45.3% | 55.3% |
3番人気 | 1618- 1448- 838- 4449/ 8353 | 19.4% | 36.7% | 46.7% |
4番人気 | 1214- 1181- 755- 5202/ 8352 | 14.5% | 28.7% | 37.7% |
5番人気 | 898- 939- 743- 5772/ 8352 | 10.8% | 22.0% | 30.9% |
6番人気 | 712- 767- 623- 6241/ 8343 | 8.5% | 17.7% | 25.2% |
7番人気 | 499- 669- 524- 6638/ 8330 | 6.0% | 14.0% | 20.3% |
8番人気 | 348- 499- 438- 6996/ 8281 | 4.2% | 10.2% | 15.5% |
9番人気 | 282- 349- 393- 7091/ 8115 | 3.5% | 7.8% | 12.6% |
10番人気 | 209- 298- 268- 7069/ 7844 | 2.7% | 6.5% | 9.9% |
2021年2月20日のダイヤモンドステークスです。G3ですので、1番人気の信頼性は低く、ハンデ戦、施行の少ない3400mであることも、後押しします。1番人気のオッズが、3倍近いことも、1番人気の危険性を示します。
この場合、残り15頭を1頭1頭検討すれば、見落としや時間切れが発生しやすいものです。データから、2番人気を中心に検討するとよいでしょう(その次の優先候補は、3・4番人気)。
2番人気の13ボンデザールは、前走(ステイヤーズステークスG2)は、ロスなく運んだ1~2着馬の後の3着となりましたが、不利がなければ1着と同等の価値。サンデーR×堀厩舎×ルメール騎手、3ヶ月空けて狙っての参戦となれば、普通に考えれば買えます。(このとき、15頭を平等に検討してしまうと、つい配当が高い穴馬から入りたくなりますが、冷静に考えれば13番は強いです。2番人気を重視する戦略なら、ここは見落としません)
結果的には、10→3→13と入り、1番人気が2着しましたが、13番も3着を確保しています。
結論として専門家をバカにしないこと
このページでお伝えしたかったことは、競馬新聞の本紙予想家や、ほかの競馬ファンを馬鹿にするべきではないということです。
競馬は、ほかのギャンブルと比べても「頭が良い」人が、集まる種目と言われています。頭が良い人は、幼い頃や学校の成功体験から、他人の予想を見る(刺激)→たいしたことはないと思う(反応)という、思考パターンが固まってしまっていることがあります。
現在の競馬専門紙はわずか4紙です(競馬エイト、競馬ブック、研究ニュース、優馬。全国発売のみ)。競馬専門紙の本紙に選ばれるのは、並大抵の実力ではなく、彼らが作る1番人気には意味があります。また、競馬の掲示板では、ほかの人の予想を馬鹿にし自分が上だという人ばかりですが、競馬ファンの予想の集大成であるオッズは、毎年一定の的中率を維持しています。
1番人気をすべて否定するのではなく、馬券になりやすい条件、なりにくい条件、また1番人気のなかでも差がある信頼度について、先入観なしに、データを見てみることが重要です。
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